ユリside ページ27
哀ちゃんとコナンくんの提案で博士の家に訪ねたユリ
博士の色々な発明品を見て遊んだり
3人で色々な話題の話しをしていたら若い男の人が訪ねてきた
若い男の人こと沖矢昴さんはコナン曰く
いい人、哀ちゃん曰く怪しい人と言われてどっちが正しいのか分からなく困り果てていた
｢ユリ、昴さんはいい人だから喋ってみなよ。｣
｢江戸川くん、ユリを不審者と話させないでくれない？｣
｢昴さんはそんな人じゃねぇよ。｣
｢どうだか。ユリが私に隠れてる以上は話しをさせないわよ。｣
哀ちゃんがギュッと抱きしめて撫でてくれる
｢昴さんは話のわかる人だぜ。１回話をさせてみろって。｣
｢うるさい。……ユリはどう思う？この人。｣
哀ちゃんに言われて隠れながら昴さんっていう人を見た
なんだろう……凄い違和感が感じて……
｢…………怖い。｣
｢ユリ……？｣
仮面を被って偽ってる人
｢あなたは……誰…………？｣
｢！！｣
昴さんは驚いた様子だった
｢(もうダメ……見られない。)｣
フードを深く被って哀ちゃんにもっと寄りかかった
一瞬迷惑かなって思ったけど哀ちゃんは気にせず頭を撫でてくれた
段々と気持ちよくなってウトウトしてしまい寝そうになった……その時携帯から着信音が流れて目が覚めた
｢あ……ダディだ。｣
｢出てあげたら？｣
｢うん。(ﾋﾟｯ もしもし？｣
『ユリか？今何処にいる？』
｢博士っていう人のお家にいるよ。お仕事終わったの？｣
『あぁ、今丁度最後の撮影が終わった所だ。迎えに行くまで待ってろよ。』
｢うん。ポアロで待ち合わせでしょ？｣
『そうだ。いい子だユリ。』
｢えへへ、あ、でもポアロまでの行き方が分からない。｣
『だろうな。少し前に迎えを送った。そいつと来い。』
｢迎え？｣
『そこにいる坊や達に教えて貰っても構わないからとにかくポアロに来い。いいな？』
｢分かった。｣
『いい子だ。』(ﾌﾞﾂｯ
通話を切りコナンくんたちにダディの会話の話をした
｢僕が送ってってあげますよ。｣
昴さんがそう言うと哀ちゃんに引き寄せられた
｢だったら私が行くわ。あなたみたいな人に彼女を任せられない。｣
｢でもよ、今から迎え来るんだろ？なら俺らはいいんじゃねぇのか？｣
｢そうね……でも迎えって誰が？｣
するとチャイム音が鳴り何度も聞いたことのある犬の吠え声が聞こえた
まさか……！
玄関のドアを開けると門の前にいる姿に顔が綻び抱きついた
｢ヴォールク！｣
｢ワン！ワン！｣
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