ユリside ページ28
抱きしめワシャワシャと撫でるとヴォールクは尻尾をブンブン振って喜んでる様子だった
「この子はシェパードか?いやそれともハスキーかの。」
「ヴォールクはオオカミ犬なんだってよ。」
「ホー、オオカミ犬ですか。高度な社会性をもち、リーダーと認めた者には従順である。
が、ブリーダーやトレーナーとして熟練した者でなければ、完全にしつけることは難しいと言われてるあのオオカミ犬ですか。」
ヴォールクに昴さんが近づくと歯を剥き出し威嚇を始めた
「ヴォー駄目。」
スグに止めて大人しくなったヴォーをいい子と褒めて撫でてあげた
昴さんはホーと言ってて凄く関心していた
「博士、遊んでくれてありがとうございました。」(お辞儀
「いつでも遊びに来てもええからの。」
「うん!お邪魔しました。行こ、ヴォー。」
「あぁ、待ってくださいユリちゃん。女の子1人は危険ですので僕と一緒に行きましょう。」
「だったら私が一緒にいくわ。」
「子供だけでは危ないので僕が行きますよ。ましてや女の子2人なんて危険過ぎます。」
「平気よ。江戸川くんもいるし、何かあったら彼が助けてくれる。」
「(あれ?なんかデジャヴを感じるぞ……。)」
「彼も子供。大人の僕が付いていけば君たちを守れる事が出来ます。」
哀ちゃんと昴さんの会話に終わりが見えなさそうに見える
「なら皆で一緒にポアロに行こう?」
何故か私の一言で全てが解決した
「哀ちゃんの好きな食べ物ってなに?」
「サンドイッチとケーキかしら?ユリは?」
「ダディが作ってくれるものなら全部好き!」
「ユリちゃんはお父さんが大好きなんですね。」
「女の子の会話に口を挟まないで。」
両脇に哀ちゃんとヴォー、後ろに昴さんとコナンくんになって向かっている
「なぁ、ユリって何処から来たんだ?外国とは言ってて詳しくは言ってねぇよな。」
「んと、アメリカ!その前はドバイ!」
「へぇ……ドバイ!?」
コナンくんが大声で驚いてた
「うん!ドバイでダディがお仕事でいない時、構ってくれたりしてね、あ!アメリカに行く前の日、一日中じーじが遊んでくれたの!」
「へぇ……ユリはおじいちゃんが大好きなんだね。」
「うん!ダディもじーじもしょう兄もコナンくんも哀ちゃんも全員大好き!」
話してたらあっという間にポアロに着いた
しょう兄とダディを見つけようとキョロキョロと辺りを見回した
「ユリちゃん。」
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