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後 28日 ページ8

「なぁAちゃん!」

『ん?』

「好きな食べ物って何?」



今日はいつもよりAちゃんの顔が笑ってないように感じたから好きなものを作ってあげようと思う!


スイーツはちょっと苦手だからコンビニになっちゃうけど…

時間がある時に一緒に作ればいっか、?



『…クリームシチューとかかな?グラタンも好き』

「あー、俺も…っ!!」

『え、本当!んふふ、同じやね!』



いや、天使っ!!

んふふ、同じやね!は反則やろ?!


俺の寿命が縮まっちゃうよ〜…

また共通点が見つかったなぁ、運命の赤い糸を信じちゃうなぁ。



『よし、じゃあこっちの部屋でテレビでもなんでもして自由にしててね!』

「え、え?なんで?!うわぁ、…分かった?、」



ちょっと強引にはなったけど、サプライズするにはバレてないからいいかな、?

きっと驚くぞ…!ふふっ、楽しみだなぁ…っ!



ーーー


「よし、っ」


作るものはクリームシチューにした。

自分で作ることもあったからスムーズには作れたけど、ちょっと手こずっちゃったなぁ…

でもさっき味見したら美味しかったし、きっと喜んでくれるはずよな。


よし、Aちゃんを呼ぼう!


「Aちゃーん、おいで〜!」

『なんで放置したの〜…え!なにこれ!』

「俺が作ったんよ、シチュー!座って座って!」



俺が手を振って手招きをすれば早歩きをして座る君。

自分で言うのもあれだけど、とても嬉しそうなのが見て分かる。


温かいうちに食べて!と言えば直ぐに食べてくれた。



「どう、どう?!美味しい…?!」

『うん!めっちゃ美味しい…でも急にどうしたの?』

「うーん、元気づけるためかなぁ〜…今日元気なかったと思ったから、」

『そうなの、?ありがとうね!!』



キラキラした目でありがとう!と言ってくれた。

素直に気持ちを伝えてくれる、そんな君の事が好きになったのかも、?


とっても嬉しい、君よりも何倍もね。

俺なんかと付き合ってくれてありがとうな。


「んへへ、俺今日泊まっていい?一緒に寝たい」

『ん?!けほっ、え?!…え、!?』

「あ、ごめん!大丈夫?!」


むせちゃった、ごめんね…、。



『…いい、よ。一緒に、私も寝たい』

「急にごめんね、ありがとう。」

『…』

「顔赤いねぇww」

「誰のせいですか!!!」

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作者名:ななちき | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/manMira/  
作成日時:2023年1月17日 19時

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