･ ページ5
すぐに病院へ向かった。
病室を開けると、ベットで静かに寝ているAちゃんが居た。
その隣には看護師さんと医者の方がいた。
俺は駆け寄って話を聞いた。
Aさんは手術が必要になるかもしれない、
俺はその言葉を聞いて、治るのか治らないのか聞きたくて思わず掴みかかろうとしてしまった。
迷惑はかけたくないし、何より危ないからギリギリで抑えた。
「そ、それは…治るんですか」
「それは分からないな…治る可能性と治らない可能性、どちらも同じくらいなのでこればかりは…教えられなくて済まないね、」
「いえ、…ありがとうございます。」
「目を覚ましたらこの子にもお話するから見守っててくれないかな」
「はい。、」
今はただ眠っているだけ、今はただ眠っているだけ、
今はただ、眠っている…だけ。
そう言い聞かせても事実を受け入れられなくて手術、倒れたという言葉俺の頭の中でずっとぐるぐる回り続けている。
もし手術が失敗したら、せっかく出逢えた俺の可愛い彼女が苦しむなんて…本当は変わってあげたいのに。
「ねぇ彼氏くん。」
看護師の方が話しかけてきた。
医者は他の方の診断があるから、これだけ話して出ていった。
「はい、なんですか？」
「彼女ちゃん、かわいい？」
「は、はい！…かわいいです!!すごく…!!」
どこの誰よりも負けないくらい可愛いんだよ。
キヨくんとうっしーに話したら良かったなって笑ってたくさん俺の話聞いてくれるし、ガッチさんは俺のAちゃんの可愛さを共感してくれる。
だから誰がなんと言おうとAちゃんはどこの誰が見ても可愛い
「手術が成功したら、たっくさん可愛がってあげて？
1回この子、目を覚ましたんだけど最初に君のこと話してたの。
すぐに目を閉じちゃったから記憶ないと思うけど笑」
そんなの聞いてないですけどレトルト！！
やっぱり俺の彼女が世界一可愛いんじゃないかな…？
「そ、そうですか…！分かりました。」
「お、彼女ちゃん目覚ましたみたいね。
じゃあ、また少ししたらくるからね〜」
「はい、
あ…目、覚ました？おはよ、Aちゃん」
『…どこ、？』
「ここね、病院…Aちゃん倒れた。」
『倒れた…のかぁ』
「それでね、原因調べたんよ。…驚かないでね？、
そしたら手術が必要になったって。」
『あ、え…そう、なの』
「ね、成功するかしないかは分かんないんやけど…これから俺と一緒に頑張ろ？」
手術まで後＿＿日
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななちき | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/manMira/
作成日時：2023年1月17日 19時
