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Aside
佐久間が眠った後、
どうか今日の事を忘れてますように。
そう祈りながら後処理をして、
貴方が怪我をしないようにガラスの破片を片付けた。
バラバラに砕け散ったガラスは
まるで私の心を写してるようで、悲しくなった。
「…私ね、貴方のこと……」
「その、…ずっとね、私、佐久間のことが__っ、」
…………、。
「…ごめん、なんでもない、笑
いままで…ごめんね、…佐久間、ありがとう。」
最後にせめて自分の気持ちを伝えたかったけど、
とうとう口に出すことはできなかった。
うんん、それで正解。
私の感情なんて、どうでもいい。
この気持ちはもともと、貴方にとって邪魔なモノだったから。
はやく、すてなきゃ、。
そう思ってたけど、私はどうしてもすてられなかった。
…ごめんね。
外にでると、外は酷い雨が降っていた。
それでも傘はささずそのまま真っ暗で誰もいない夜道を歩く。
__________ザー
もしかしたら、この大雨がさっきまでの出来事を綺麗さっぱり洗い流してくれるんじゃないかそう思ったから。
だけどそんなに甘くないんだね。
どんなに雨に打たれても苦しくて苦しくてたまらないや
それどころか、身体に落ちる冷たい雫がよりこれは現実だって私に突きつける。
突き付けられた現実。
あまりにも重くて苦しいその現実は私をあの場所へと無意識に足を運ばせた。
あーぁ、今日で最後だからって、欲なんかかいたからだめだったんだ。
どれだけ佐久間が雫を好きなのか痛いほど伝わった、
貴方の気持ちもやっと理解できた。
それに、私には貴方が望むものはあげられないってことも。
ごめんね、さくま、。
でも、本音を言うとね、
本音を言うと、…しり、たく、なかった、
彼女に触れる優しい手、
愛しそうに見つめる瞳、その口付け、
はは、実感したく、…なかったなぁ、
私を抱く時とじゃこんなにも違うんだって、
…っ、
ねぇ、佐久間、
わたし、……っ、そんなの、
…そんなの、
…いっしょう、…しりたく、なかった…っ、。
うぅ、゛っ、
頬に伝う涙と私の泣き叫ぶ声は雨にかき消された。
もう何も考えたくなかった。
いや、もう何も考えられなかった。
そんな気力残っていなかった。
ただ涙が止まらなくて、どうしようもなく苦しくて、。
______私はその扉に手を伸ばした。
.
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真由(プロフ) - 更新再開してくださって嬉しいです！！めっちゃ楽しみにしてます！無理しないでいいのでゆっくり待ってます！ (2022年5月16日 10時) (
レス) @page50 id: db608c2c8e (このIDを非表示/違反報告)
あんぱん(プロフ) - 更新再開してくださって本当に本当に嬉しいです！！続きが読めることが幸せでしかないです。これからも作者さんのペースで頑張ってください！ (2022年5月16日 4時) (レス) @page50 id: cf1a17e7dd (このIDを非表示/違反報告)
イブ(プロフ) - 更新ありがとうございます。又楽しみに待ってます。 (2022年5月15日 9時) (レス) @page49 id: d7ecb85cf0 (このIDを非表示/違反報告)
音彩(プロフ) - 更新して頂き有難うございます！私が１番楽しみにしている作品なので、また物語が進んで嬉しいです！お忙しいのかと思いますが、少しずつでいいのでいつか完結してこの物語を読み切る日を楽しみにしています！応援しています！ (2022年5月14日 23時) (レス) @page49 id: 81d02fafe5 (このIDを非表示/違反報告)
kaaa54(プロフ) - 一気に読んでしまいました・・・更新楽しみにしています (2022年4月15日 21時) (レス) @page48 id: fc5b39cb10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまくん
| 作成日時：2021年10月2日 9時
