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Aside
あー、だめだ。じゃあ、ダメ。
私は今私ではないんだから。
これ…やめなきゃ、
…首に回した腕解かなきゃ…
だめ、…
…だめ、だけど
…っ、
『…っ、さく、』
私は辞めることなくむしろ彼の名前を呼んで催促した。
そんな私を困りながらも身体を起こしてしてくれた佐久間は…いいの？しずく、だっこするの、にがてだよね。なんてぽつりと呟く。
…やっぱりそうなんだ。
察した通り。
でも、
『…おねがい、このまま、』
ごめんなさい。これだけは許してほしい。
せめて貴方の温もりを感じさせてよ、
じゃないと、わたし、凍っちゃいそうなの、。
雫は苦手かもしれないけど私は、
貴方をそばで感じることのできるこの体勢が
貴方に包まれるこの体勢が、
1番好き。
少しでも貴方に、佐久間に触れていたい。
佐久間は少し考えた後、私をギュッと強く抱きしめた。
「むり、しないでね、」
無理矢理感は否めないけど、
抱きしめて欲しいってお願い最後に叶えてくれて…
『…ありがとう』
最後までどうしようもない女でごめんね。
佐久間に触れ合うことで少しずつ身体が暖かくなって、快感を拾うことができた。
『…ぁっ、ん、…ひぁっ、！』
貴方を感じるたび終わりへと近づく。
「…っん、しずく、…おれぇ、ぁ、…いきそ、っ、」
『…ぁ、っ、…ん、まって、さく、」
…やだ、だめっ、まだ終わらないで。
離れたくない。、！
「…ごめ、っ、も、、いくっ、」
…お願い、どうか私を……早く解放して。
自分の中で矛盾した思いが交差して本当の気持ちはわからなかった。もう考えることすらしなかった。
ただ貴方の温もりだけは本物で、その温もりが消えないように縋った。
「…っ、ね、…ちゅぅ、して、？」
重ねた唇と、ほぼ同時に膜越しに欲を吐き出した佐久間。
『…んぅっ、…っん、』
なかなか離されない唇は私を惜しんでくれているようで嬉しかった。
「…しずく、」
慣れないお酒の影響か疲れて今にも落ちそうな瞼。
そんな彼の頭に手を置く。
そして佐久間が私にいつもしてくれてたように
______ぽんぽんっ、
頭を撫でた。
『…佐久間、よくがんばったね、偉かったね。もう大丈夫だよ』
それは彼に何をしてあげられなかった私のただのエゴに過ぎない。
だけど、目をつぶった貴方の顔はどこか穏やかだった。
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真由(プロフ) - 更新再開してくださって嬉しいです！！めっちゃ楽しみにしてます！無理しないでいいのでゆっくり待ってます！ (2022年5月16日 10時) (
レス) @page50 id: db608c2c8e (このIDを非表示/違反報告)
あんぱん(プロフ) - 更新再開してくださって本当に本当に嬉しいです！！続きが読めることが幸せでしかないです。これからも作者さんのペースで頑張ってください！ (2022年5月16日 4時) (レス) @page50 id: cf1a17e7dd (このIDを非表示/違反報告)
イブ(プロフ) - 更新ありがとうございます。又楽しみに待ってます。 (2022年5月15日 9時) (レス) @page49 id: d7ecb85cf0 (このIDを非表示/違反報告)
音彩(プロフ) - 更新して頂き有難うございます！私が１番楽しみにしている作品なので、また物語が進んで嬉しいです！お忙しいのかと思いますが、少しずつでいいのでいつか完結してこの物語を読み切る日を楽しみにしています！応援しています！ (2022年5月14日 23時) (レス) @page49 id: 81d02fafe5 (このIDを非表示/違反報告)
kaaa54(プロフ) - 一気に読んでしまいました・・・更新楽しみにしています (2022年4月15日 21時) (レス) @page48 id: fc5b39cb10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまくん
| 作成日時：2021年10月2日 9時
