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プロローグ ページ1

「テツ君、かーえーろ!」

私は教室のドアからひょこりと顔を覗かせて、テツ君を探しました。

私、白樺Aは、黒子テツヤ君とお付き合いしてます!

中学で一目惚れし、思い切って告白してOK貰えたのです!

そして高校も同じところを受けて合格して今は超ハッピーなんです❤︎

クラスが離れてしまったのは残念ですが.....


「A、今行きます」


テツ君はにこりと笑った。


ドッキーン!!


「っっ////!!」


「どうかしましたか?A」


「う、ううん!何でも!」


私は何とか笑顔を返した。


(何今の!何これ!かわいい〜❤︎って!破壊力ヤバいよテツ君!!)


そうです、私はテツ君にベタ惚れなんです。

毎日心臓を苦しくさせて、顔を真っ赤にさせています。


帰り道


「テツ君は、バスケ部入るんだよね?」

「はい、Aはどうするんですか?」

「……ドーシヨッカナー何モ考エテナインダ」


嘘です。高校入る前から決めてました。

バスケ部のマネージャーになろうと!


けど…同じ中学、同じ高校、さらに部活までって、なんだか、必死っていうか…私の想い、(重い)愛がバレてしまう!!

てかバレたら恥ずか死ぬ!!


「バレー部とかにしよっかな」

「Aは球技得意ですからね」


何より、バスケに真剣に取り組んでるテツ君にこんな不純な気持ち(←理解してる)で行くのは罪悪感があるから。


「大会とか、応援に行くからね!」

「ありがとうございます」


(だからその顔反則だって////////!!)


今日もテツ君に萌えてしまうAなのでした。


おまけ

「テツ君、あんなにイケメンなんだよね、そこいらのアイドルよりカッコいいし、そこいらのモデルよりスタイル良いし」


Aの親友アオイはもう何万回と聞いたテツヤの話をテキトーに聞いていた。


「絶対モテちゃうよ、ファンクラブとかできたらどーしよー!アオイ」

「大丈夫よ、あれ見なさい」


テツヤが歩いているのに誰も気づいていない。

そのせいで、たまに人とぶつかっていた。


「え、今の人どこから来た?!」

「透明人間!?」


「ほらね」

「嬉しい様な、悲しい様な、複雑です……」

第1Q→



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作者名:舞花 | 作成日時:2016年7月15日 20時

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