黒き舞姫の舞踏会

黒蜥蜴、襲来 ページ22

☆Aside

シャワーを浴び、ロッカーに入れていた予備の服に着替える。

太宰さんに話したおかげで少し楽になった。

感謝しなきゃな。



「おはようございま〜す」

「あ、敦くん。おはよ」

「おはよう」

しばらくしたら、敦くんが出社してきた。

早いなあ。

「あっ、Aさん目が覚めたんですね！」

「うん。ごめんね、心配かけちゃって」

「いえ！良かったです」

敦くんいい子だ。すごくいい子。

「今度お茶漬け奢ってあげるね」

「？あ、ありがとうございます」


その後、みんなが出社してきていつも通りの業務が始まる。

だがいつのまにか敦くんがいなくなっていて。

国木田さんが言うには、わけのわからないことを言っていなくなったらしい。

これで探偵社は安全とかなんとか。

てことは敦くんは探偵社という枠の外にいる状態で。

うっわあ嫌な予感しかしない。

「それ多分襲撃来ますよ」

「はあ？！」

「僕なら、敦くんを捕らえるのに邪魔な護衛たる探偵社を先に潰します」

「勘弁してくれ…」

頭を抱える国木田さん。ドンマイ。

なんて、思った時だった。

探偵社のドアが、吹き飛ばされた。

先頭に3人、後ろに何人もの黒服の男が入ってくる。

「…貴様達は」

国木田さんがたずねる。

うわっ、広津さんだ。

立原くんと銀ちゃんも。

ってことは…。

「失礼、探偵社なのにアポイントメントを忘れていたな」

『黒蜥蜴』、か。

「それから、ノックも」

あ、ちなみに僕は普通に国木田さんの横に立ってるけど完全スルーされてるよ☆

広津さんひっどいなあ。

その方が好都合ではあるけどね。

「まあ大目に見てくれ。用事はすぐにすむ」

広津さんの合図で全員が銃を構える。

そして─────


一斉に、撃つ。



まあこの程度、









探偵社の敵じゃないけどね。

泣いてます！→←海が、綺麗だね

ラッキーキャラ

宮沢賢治

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