▼自由研究.17 ページ19
「お……ありがと、緑間くん…助かった」
体のバランスを立て直し、緑間くんの前に立つ
「……何、なんでそんな見てるの」
なぜかジッと私のことを見つめてくる緑間くん
「あの…聞いて「おい」…はい」
言葉を遮られ、次の言葉を待つ
「お前を見ると、胸がざわつく。これは何故だ」
は…?ざわつく…?
「胸騒ぎ…?なんか心配事でもあるんじゃ…」
「いや、それとはまた違うのだよ。こう…なんだ、心拍数が多くなって息苦しいような感じが…」
それって、心当たりは一つしかないんだけど
さすがに違うよね…?
そう思い、わからない、そう告げようとした時だった
「それって恋なんじゃねーの?真ちゃん」
私の思っていたことをズバリと言い放ったのは
「恋、だと?高尾、それは本当なのか?」
「本当かどうかは真ちゃん次第だなー。A見てるとドキドキする?もっと話したいって思う?触れたいって思う?」
「ちょっ…和成っ!恥ずかしいこと聞かないでよ!」
緑間くんだって黙り込んでるし…
「別にAに聞いてる訳じゃねーしいーだろ?」
確かに…そうだけど…
「高尾。今お前が言ったことを思っていたとしたら、俺はAが好きだと言うことか?」
その質問に、うん、と頷く和成
いやいやいや、緑間くんが恋なんて…
しかも私なんかにするわけが
「それじゃあ、俺は恋をしているようなのだよ」
サラッとそう言って、私に一歩近づく緑間くん
頬に手を添えられて、ジッと見つめられる
「へ…?緑間…くん……」
和成はただ、ジッとこっちを見つめていて
「俺は……お前に」
_ゴクッ
「う……俺は、トイレに行く!!先に体育館に戻っているのだよっ!!」
さっきよりも顔を真っ赤にしながら緑間くんはトイレに入ってしまった
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クマ - めっちゃ面白いッス!!これからも更新頑張ってください、応援してまっす☆ (2015年9月18日 23時) (レス) id: 8e23aa2262 (このIDを非表示/違反報告)
二次オタ少女@(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2015年8月23日 15時) (レス) id: 4f115dac5f (このIDを非表示/違反報告)
峰りん - 最新頑張ってください(゜∇^d)!! (2015年3月10日 3時) (レス) id: fe3074f548 (このIDを非表示/違反報告)
夜那覇恋歌(プロフ) - そあさん» ありがとうございます(^O^)!更新遅くて申し訳ない…!誤字の所教えてくださりありがとうございます!助かりました(*^_^*)これからもこの作品をよろしくお願いします! (2015年2月19日 23時) (レス) id: ac8f8c3a43 (このIDを非表示/違反報告)
そあ - この作品大好きだったので、更新されてとても嬉しいです!!待ってたかいがありました(*´艸`)応援してます!…あと、ゆらさんがおっしゃってた誤字はおそらく18ペ-ジの事だと思います! (2015年2月18日 13時) (レス) id: e415637007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜那覇恋歌 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/42a95b023a1/
作成日時:2014年7月27日 17時