高杉君の妹は春雨へ潜入調査に行きました。2[坂田銀時]

第36話 宇宙海賊春雨 ページ4

あれから一週間後、






雪も溶けて雪水になり

冷たい風から温かい春風へと変わり

桜のつぼみがぷっくらと膨らんできた

今日この頃




みつきは近藤さんに呼ばれ局長室に来ていた



近「みつき。明後日からまた潜入調査に行ってほしい」





みつき「はぁ、どこへ？」



いつも潜入調査へ行く時は必ず1か月前あたりには近藤さんから告げられる




ということは、何か急な用なのかとため息をつきながら考える。




近「期間は3週間だ」




みつき「…だから、どこに行くんだよ潜入調査！」



潜入調査場所を言いたくないのか本題を先回しにされ少しもやっとするみつき




言いにくそうに近藤が口を開く


近「宇宙海賊春雨だ」




みつき「…うわぁお」



随分と大きく出たなぁおい、いつもの潜入調査は大体浪人やらの監視とかなのに今回は規模が違う




わざとやっているのかオーバーリアクションを取るみつきを近藤は見る



近「それでだな、男装をして行って欲しいんだ」





みつき「別にいいけどなんで？」


ん？、なんで男装する必要があるんだ？？

近「女だと甘く見られたりなんかされたりするだろ？」




みつき「あー、私が大っ嫌いなやつだ」



てか、近藤さんうちが女って思っててくれてたんだ




近「それで、明後日に海岸に春雨の船が来るらしいんだが頼めるか？」




だから、明後日ってか春雨は居場所すら掴むのも難しい

今回いつ江戸にくるかわかっただけでもすごい事だ

そりゃ急になるわなぁ

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