検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:375 hit

episode2 ページ2




「おいA!お前起きてっかー???
 そろそろ起きろよ、バーカ」


リビングの方から、兄貴のデッカイ声がして。


「起きてるわ!」


私はそんな兄貴に負けないくらいデッカイ声で。

じゃっかんキレ気味に返事をしながら、
たった今、ベッドから体を起こした。



「おめーぜってー嘘だな。
 ぜってー今起きたろ!笑」


兄貴のウザったい声が聞こえてくるが、それは完全に無視。

それが図星だって気にしない。



私はケータイで時間を確認すると、
ハンガーに掛けてある制服に素早く着替えた。



アシメ風に短く切った前髪に真新しい制服。

全身鏡に映った自分の姿はなんだか新鮮で。



今日から私も高校生なんだなあって、
改めて思ったら、自然と口から笑みがこぼれた。





「そーだ、大輝にLine送っとこ」


ふとそう思った私は。

鏡に映った自分の姿をパシャリと1枚。


“今日は入学式です。
 制服どうですかー?(*゚v゚*)”


そんなメッセージと共に、送信ボタンを押した。


…………どーせ返事帰って来ないんだけども。



*


*


*

episode3→←episode1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 1.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:黒子のバスケ , 青峰 , 青春   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Natchan | 作成日時:2015年11月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。