31話 ページ33
昨日の件で気になる事が一つ
「何故あの時、爆発させる必要があったのでしょうか……」
「あぁ、それは俺も気になっていた」
「証拠隠滅の線が濃いだろう。あの女性の死体を隠す為にね」
「だが、態々それだけであそこまでするか?」
「事の存在を薄くするならその方法が妥当だよ。燃えれば遺体は消える。最悪、遺体が見つかっても爆発の衝動という理由で隠せるし」
そういうものなのか裏社会は
「ただ……」
「ただ、何だ」
「証拠隠滅とは云うものの、これは紗代ちゃんの両親が関わっている組織のものじゃない」
「えっ……」
「じゃあ他者による犯行という事か」
「嗚呼。其奴の尻尾さえ掴めれば結末が見えるかもだけど……」
新聞の写真をもう一度よく見る
何かある気がするんだけどなぁ……
「あ」
「どうした小僧」
「これ……」
「敦君、でかした」
爆発させた犯人の尻尾を掴んだ
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国木田さんが運転する車に乗って現在移動中
太宰さんは助手席に乗り、私は一人で後ろ
こういう乗り物系は無意識に外の景色を眺めてしまう
何が楽しいのか判らない。寧ろ退屈なのに何故か眺めるのが癖になっている
それに飽きたら寝るけどね?でも仕事中だからさ
そんな時だ、一通の電子手紙が私に届いた
お相手は名無しだ
「っ、太宰さん!」
「ん〜?………っ!」
国木田さんは運転中だから太宰さんに携帯を渡してそれを見せた
それを見た太宰さんは目を見開いた
内容はこうだ
[この街に爆弾を仕掛けた。組織の事を知りたければ日没までに解除してみろ]
何処ぞのアニメだよ
見た目は子供、頭脳は大人な某死神少年が居る世界の脅迫文にありそうなやつだな
携帯を返して貰い、優先順位を考える
先ず最初に、何処に爆弾があるかを考える
その次に爆弾魔……でいいか。爆弾魔の元へ直接出向く
そこで情報を獲得して、両親の安全を確保
事件解決って方向性か
現在は昼時。まだ時間は有る
でも流石に規模が莫大過ぎる
この街……詰りは横浜
広いわボケ
「国木田君、取り敢えず一旦戻ろう」
「嗚呼」
国木田さんがハンドルを右に切ろうとした
その時
「!」
再び携帯が鳴った
今度は電話
相手は
「待って下さい!その必要は無いです!」
「は!?」
「超強力助っ人から電話が来てます」
二人を静かにさせて通話釦を押す
「もしもし__乱歩さん」
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或 - 初めまして。小説読ませていただきました。作風が悠りんさんと同じ気がします。作成日が悠りんさんは2016年のんのさんが2017年なので・・・とてもいい作品なので参考にするのはとてもいいと思いますが、あまりにも酷似するのは良くないかと。 (2019年10月25日 17時) (レス) id: 62feb543dd (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 蟻酸さん» 他の作者さんも敦くんの成り代わり設定のものを書いてらっしゃる人も多いです。それに、別に本誌にないくだりを考えていれてもいいのでは?本誌と同じようなものばっかりでは、あまり面白くないと私は思います。前のコメントに長文失礼しました。 (2019年3月30日 15時) (レス) id: d703cd32c3 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 蟻酸さん» のんのーーさんではありませんが失礼します。悠りんさんの作品は確かに成り代わりですが、のんのーーさんの作品は確かに成り代わりという形ですが、二重人格です。文豪ストレイドッグスが人気なため、成り代わりという設定が似てしまうのは仕方がないと思います。 (2019年3月30日 15時) (レス) id: d703cd32c3 (このIDを非表示/違反報告)
蟻酸 - 悠りんさんの作品に酷似してる気がします。特に19話の「歩きづらい」からが本誌にはないくだりです。その他にも似ているところが多々あるのでリスペクトするのも程々になさって御自分のストーリーを書いてください。私はのんのーーさんが考えたストーリーを読みたいです (2018年11月24日 12時) (レス) id: ee7a50357d (このIDを非表示/違反報告)
るー - 顔文字使ってないの良き。 (2018年11月19日 22時) (レス) id: 17e5b43388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のんのーー | 作成日時:2017年9月19日 0時