22話 ページ24
「ではよく見てい給え。探偵社を支える能力だ」
太宰さんの視線の先には、既に懐から眼鏡を取り出し、手に持った乱歩さんが居た
事件の真相が判る能力………って云って良いんだよね?
「___『超推理』」
隣で地味に太宰さんがワクワクしてるだなんて見てない事にしよう
「!」
それから、眼鏡をかけた状態の
「…………な・る・ほ・ど」
「犯人が判ったのか」
「勿論」
「くくっ、どんな
乱歩さんは真っ直ぐ指を差す
「犯人は君だ」
その先には杉本巡査が立っていた
「はー?」
「くっ……くっははは!!おいおい貴様の力とは笑いを取る能力か?杉本巡査は警官で俺の部下だぞ!」
「杉本巡査が、彼女を、殺した」
「莫迦を云え!大体こんな近くに都合良く犯人が居るなど……」
「犯人だからこそ調査現場に居たがる。それに云わなかったっけ?『どこに証拠があるかも判る』って。拳銃貸して」
乱歩さんは杉本巡査に手を差し出した
「ば、莫迦云わないで下さい!一般人に官給の拳銃を渡したりしたら減俸じゃ住みませんよ!」
「その通りだ。何を云い出すのかと思えば……探偵って奴は口先だけの阿呆なのか?」
「その銃を調べて何も出なければ僕は口先だけの阿呆になる」
箕浦さんが許可を出しても、見せろと云っても、杉本巡査は銃を頑なに渡さない
それどころか何かから逃れる様に俯き、言葉を発しない様に口を噤んだ
「何を……黙っている杉本」
「彼は考えている最中だよ。減った三発分の銃弾についてどう言い訳するかをね」
「オイ杉本!お前が犯人の筈がない!だから早く銃を渡せ!」
杉本巡査は拳銃に手を伸ばして、親指で
「!」
「マズい」
そしてこの銃口は此方を向く
「行け敦君!」
「え!?」
背中を押されて体勢が傾いた
くっそ、あの包帯恨む。てか何時の間に背後に回ったんだよ
体勢を立て直し杉本巡査の手首を掴み上に上げる
「!」
そして国木田さんがした様に足を払って腕を後ろで固定する
「お、やるねぇ」
「放せ!僕には、っぐ!」
申し訳ないけど五月蝿いから頭を地面に押さえた
はぁ、川辺で殺人事件があったと報道されるのか
「殺人事件の報道はもう飽きました……」
有りがちな報道何て退屈だ
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或 - 初めまして。小説読ませていただきました。作風が悠りんさんと同じ気がします。作成日が悠りんさんは2016年のんのさんが2017年なので・・・とてもいい作品なので参考にするのはとてもいいと思いますが、あまりにも酷似するのは良くないかと。 (2019年10月25日 17時) (レス) id: 62feb543dd (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 蟻酸さん» 他の作者さんも敦くんの成り代わり設定のものを書いてらっしゃる人も多いです。それに、別に本誌にないくだりを考えていれてもいいのでは?本誌と同じようなものばっかりでは、あまり面白くないと私は思います。前のコメントに長文失礼しました。 (2019年3月30日 15時) (レス) id: d703cd32c3 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - 蟻酸さん» のんのーーさんではありませんが失礼します。悠りんさんの作品は確かに成り代わりですが、のんのーーさんの作品は確かに成り代わりという形ですが、二重人格です。文豪ストレイドッグスが人気なため、成り代わりという設定が似てしまうのは仕方がないと思います。 (2019年3月30日 15時) (レス) id: d703cd32c3 (このIDを非表示/違反報告)
蟻酸 - 悠りんさんの作品に酷似してる気がします。特に19話の「歩きづらい」からが本誌にはないくだりです。その他にも似ているところが多々あるのでリスペクトするのも程々になさって御自分のストーリーを書いてください。私はのんのーーさんが考えたストーリーを読みたいです (2018年11月24日 12時) (レス) id: ee7a50357d (このIDを非表示/違反報告)
るー - 顔文字使ってないの良き。 (2018年11月19日 22時) (レス) id: 17e5b43388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のんのーー | 作成日時:2017年9月19日 0時