【銀魂】時には時間を忘れて過ごすべし

別問題 ページ16

まさか、幽霊に勘違いされてしまったとは。
なるべく人に迷惑をかけないように、と心がけたつもりだったけれど、足りなかったか。

それは申し訳なかった。局長にはあとで
謝っておこう。・・ーーーいや、







「・・・でも何で総悟がくるかな！？」





女の布団前に鎮座し、
涼しい顔で何をしてるんだこいつは。





「私たちの間に朝何があったか忘れた！？」

「何か？あぁ、お前が俺に惚れてて俺もお前に
惚れてるって暴露し合ったことかィ」


「ぬおおおおおお！！」




馬鹿なのかなこいつ。いい加減殴らせてほしい
むしろもう息をしないでほしい。





「何でィ。相思相愛に奇声あげるほど
興奮してたのか。喜んでもらえて何よりでィ」

「ちっげーよ！恥ずかしんでたの！反省と後悔に板挟みにされて声が出たの！」


「テメェが挟まれてんのは布団だろーが」




いやそんなうまいこと言えなんていってないし
何こいつ。完全になめてやがる





「少しは気まずいなー？とかないわけ！？」

「んなことでいちいちモジモジするほど
青春こじらせてねーんで」





うーむ。そりゃ私だって？気まずいってことは
ないよ？ただ、反省してただけし！！
こいつに上手く転がされたことに対して！





「・・・ハァ、もう。こんなんじゃ後悔して
沈んでた私が馬鹿みたいじゃん」

「大正解じゃねーか」「ウルセェ」




こいつの何でもなさそうなこのメンタルと
憎たらしいポーカーフェイスに、拍子抜けてしまう。悔しいことに、・・いい感じに
気が抜けてしまった。






「つかよ、」

「・・・何」


「そろそろ出てきやがれ」



「・・・・・」





それとこれとは、別問題。

真っ暗闇の中、布団の端を握る手に力を込める

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