【銀魂】先天性ブラックシンドローム・続

成敗 ページ16

「ーーーおいテメェら、いい加減にしやがれ」
「そうよ。調子が狂うじゃないのクソガキ共」




なぜ私と銀時さんに向けて蔑むような目を
向けるクソガ・・・神楽ちゃんと新八君が
いるのかというと。







「・・私達がいない間に何してたアルカ
発○期の猿どもが」

「驚きですよ。純粋無垢な子供の住む家で」

「純粋無垢な奴はそんなゴミを見るような目ェ
しねーんだよ！！」







ーーーー昨日、いつの間にか寄りかかったまま
ソファで眠りについた私達は

朝になり帰宅した神楽ちゃんと、出勤してきた
新八君にその姿を目撃されてしまったわけだ。



銀時さんは上半身裸、私は軽い寝巻き一枚に
着替えていたのだから、ソウ思われても
仕方はないが。







「別にいいじゃない。猿だって人間だって
本能的な部分は変わらないわ」

「いやそういう問題じゃねーヨ」



「開き直らないでくださいよ。・・・全く、
純粋無垢な子供の前で」

「お前頑なに純粋無垢なのな」





笑顔で弁論する私に、
メガネをクイと上にあげる新八君

どうやら子供には朝から重いワンシーン
だったようだ。








「・・・まあとにかく、そんなにトラウマに
なってるならマイスタンガンで電気ショックを
与えましょう。記憶が飛ぶかもしれないわ」

「マイスタンガンって何！？」
「こいつ機関銃とか隠し持ってそうアルナ」


「強行突破を試みるな。
テメェらも、この話はもういいじゃねーか」






上半身裸の一番の元凶に言われたくはない。

偉そうに諭そうとするそいつの頭を
いますぐかち割ってやりたいし、ついでに
昨日の夜あいつに主導権を握らせた自分を
引き裂いてやりたい。









「そりゃよ、うんこみてーなガキと下着の広告
で興奮してるような童貞にゃ刺激がきついかも
しんねーけどさ、」







「「・・・・・・・成敗」」









．









ーーーー・・ひとまずこの場は、

この一言を口にした銀時さんの死によって、
収まったのだった

苛立たしい→←感覚が狂う

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