【赤髪の白雪姫】紅く色づく銀世界

#33 誰のこと？ ページ34

ｰｰｰ北部関所 リリアス
外壁全門封鎖 解除ｰｰｰ


リリアス学者組＋リュウのおかげで、

オリンマリスによる毒霧の治療薬は完成していた。


それを飲んですっかり全快し、いつも通り動こうとしたら
安静にするようにと止められてまた治療室に戻される。

戻った治療室では白雪とオビがいて、
ガラクさんも来ていた。

オビの足元辺りでキリトとリュウが熟睡している。



白「え？向かってる？」


ガ「あら、おはようございます。A君。

...ええ、昨夜のうちにリリアス開門が決まったからその事でね。

オリオルド関の方が済んだらこっちに来るって
イザナ殿下が仰ってたわ」



部屋を出ていくガラクさん。


(さっきから、誰の話だろ？)


オ「主達もなんとかなったみたいだね。
今頃すごい速さで馬 走らせてるかもよ？

............けど、2人して倒れちゃったからね」


白「うん」

白・オ「「怒られるだろうな」」



状況が掴めない。
怒られる？誰に？オビの主に？白雪も？なんで？？

私の頭ん中は、はてなでいっぱいだった。





ｰｰｰクラリネス王国 リリアス関所ｰｰｰ



ゼ「関所も無事、元通りに動いてるみたいだな」


兵「はい！殿下。
まだ学問街は一部入場制限がありますが」


ゼ「よし。兄上と総兵どのに会って、学問街へ行く」

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