【赤髪の白雪姫】紅く色づく銀世界

#2 自己紹介 ページ3

2人の紹介を経て、見た目のインパクトや
王城＝ガラク・ガゼルトと予想してた者たちからは何やら声が聞こえた。



鈴「随分頼りないのが来たなーと思ったら...
そっちのおチビは王国最年少薬剤師の有名人じゃないか」

『え、リュウさん、そうなんですか！？凄い！』



と、6人ぐらいが一気に彼に質問攻めを始め、あっという間に2人して廊下の方に。



『あらら...大丈夫かしら。
ユズリ、案内はまだ終わってないのよね？』


ユ「うん！次は食堂だね」


『それじゃあ私、ちょっと呼んでくる。

......いた！白雪さん、リュウさん！それと...キリト！？』



キリトは薬学の館によく出入りしている街の少年。
並んでるのを見ると、リュウさんと同じくらいの歳かな？

何か話しているようだったけど、
既に薬剤師の1人に見つかってキリトは連れていかれそうだ。



『もうつまみ出されちゃったか...あ！
お2人とも、次の案内に行っても大丈夫ですか？』


白「あっはい！リュウ、大丈夫です、か...」

リ「おなかすいたね」



白雪さんのお腹の虫が、元気よく鳴いた。



『ふふっ。ちょうど次は食堂の案内なので、
みんなでご飯でも食べましょうか！』


白「すみません...ありがとうございます」



真っ赤にした顔を手で隠す白雪さん。天真爛漫で可愛らしいお方なのかな。



『白雪さん...いや、白雪！それに、リュウ！
そう呼んでもいいかな？せっかくリリアスに来たんだし、
その間だけでも、2人と仲良くなりたいの』


白「もちろんです！」

リ「うん、いいよ」


『ありがとう！私のこともAって呼んで。敬語もいらないわ。これからよろしくね！』



白雪とリュウは顔を見合わせて、よろしく！と笑顔で返してくれた。

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