バレたくない2つの秘密『第2作』

ポケットの中身は…(ビスケットかな？笑) 56 ページ12

「チョロ君。上着ありがとね」


「え！？ う、うん！！」



と、Aはチョロ松に上着を返す。


流石に最後はカッコよく決めて欲しい。
そう思い、急いで返したのだ。



観覧車に乗り座った時に
ポケットに違和感を感じて中身を見てしまった。


まぁ、中身は流れ的に分かるよね。





「ねぇ、A
分かってて返してくれたんだよね上着……

毎回カッコ悪くてごめん。……でも




　



　

　




そんな僕を好きでいてくれて嬉しかったし
好きになって良かったと思ってる。



──僕と結婚してくれませんか…っ」





Aちゃんに箱を差し出すと
その手が温もりにつつまれる。


「こんな私で良ければ…っ」



顔をあげれば、僕の手を握り
泣きそうになっているAちゃんが目にはいった。



「なんで泣くのAちゃん…」



「当たり前だよ…っ





昔からずっと好きで、


気持ちも伝えられずに引っ越して


もう会えないと思っていたら、私のファンとして現れて


だって、本当に私だけの王子様だか」

「ねぇ、A」





「…っ」

Chu




「僕は笑顔のAが好きだから笑って欲しいなぁ」


「…っ/// 分かったよ//」






めでたしめでたし(？？)
───────────────────────
なんとも言えない短ささ。

さて
この後の事を書いて次に移ろうかしら

おまけ 的な 57→←君となら苦手なものでも 55

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す