【ハイキュー！！】白布と付き合うまでの話。【白鳥沢】 (ページ47)

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38 逆襲ページ47

『終わったあ！ふははは！』

｢お前のそんな嬉しそうな顔何年ぶりだろう｣

太一にそう言われるのも無理はない。最近の私って多分相当酷い顔してたし、今日で2日目のテストが終了した。

とても嬉しい。

『よし、部活行くか』

｢おう｣

テストも終えたので部活へ行こうと、教室を出た瞬間、また私の心はかき乱される。

｢A｣

白布賢二郎が立っていたのだ。

『な、なんでしょう』

反射的に私は目を逸らした。
白布から話しかけてくることは今までほとんどなかった。

というか、会った瞬間秒速で私が話しかけに行っていたのだが、白布傘返還事案をもって、必要最低限の会話を除き、私から話しかけることは無くなった。

当然、白布から話しかけてくることは無く、ここしばらく会話なんてしていない。

そんな中でのこの状況。
なにこれ。

｢明後日、何か予定ある？｣

『明後日？特にないけども』

意図が分からず、素直にそう答える。
明後日は日曜日。日曜日だからというわけではないが、部活はお休みである。

｢そっか。じゃあその、ちょっと買い物付き合ってほしいんだけど｣

『？？？』

ちょっと前までの私だったら大喜びしすぎて床が抜けていたとこだったと思う。
しかし今の私は違う。わけがわからないよ。

『あ、そっか、太一とかも一緒ね！おっけー！いいよ！』

できる限り精一杯の笑顔でそう言う。

白布にとっても気まずいままだと困ることだってあるはずだ。
太一も交えて、徐々に関係修復を図ろうとしているのだろうか。

それならそれで、変に避けるよりは私も気が楽かもしれない。そう思った。

｢いや、お前と二人がいい｣

『Oh？』

なに、考えてるんだ、こいつは。
そう思い、しばらく硬直していたが、太一の後押しもあり、白布と私は明後日、2人で出かけることになってしまった。

え、ちょ、マジでどしよ。