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「よし、おつかれ!」


『よっしゃー!明日頑張ろ!』



勉強を終えた。あとは明日を迎えるのみ。よし。



……白布も今勉強してんのかな…。



勉強で頭がいっぱいだったはずなのに、ふとそんなことがよぎってしまう。
あーもう。忘れさせてくれ。



『例えば、ですけど、好きな人に迷惑だから諦めろ、みたいな感じのこと言われたら、セミセミさんだったら、忘れられますか、その人のこと』


「まあ、無理だろうな」


『そう…ですか』


「頭では諦めなきゃって分かってても、やっぱ顔見たり声聞いたりすると、好きだなって…思っちゃうんだわ」



同じだ。
そうだった、セミセミさんも誰かに片想いしてるんだ。



「ちょっと距離置こうと思っても、ふとした時にそいつのこと考えてしまうし、気を紛らわすために何かに熱中してみても、そいつと一緒だったら楽しいんだろうなとか…」



その心境が、自分の心境と重なってしまって、苦しくなる。



「で、最終的に、べつに諦めなくていい、そいつが幸せなら、俺も幸せだっていう結論に至った。だからお前も、無理して諦めることないんじゃねぇの?」


『セミセミさん…!!』



ほんとに、欲しい言葉をくれる人だなぁと思って、目が潤んだ。ついでに、涙出た。



「……一生言わないで墓まで持って行こうと思ってたけどさ。好きなやつ泣いてんのやだし。困らせんのも嫌だけど。でも、言っちゃえばすっきりすんのかもな」


『それはどういう』


「あのさ」






「俺じゃ、ダメ…?」

36 想い→←34 勉強と糖分は切っても切り離せない



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作者名:Blue Leaf x他2人 | 作成日時:2017年1月28日 9時

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