白銀のスノーマリア【あんスタ】 (ページ10)

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第51話ページ10

【放課後】

登校初日、なんだか色々あったな……。
初対面の人と話すの苦手だから、なんだか誰もいない
廊下を1人歩いていると気が抜けてどっと疲れが押し寄せる

部活見学にも行く気にならないし…だからと言って
帰るにも早すぎるので学園を探索していた。
北斗に案内してもらおうとしたが、きっと今日も
演劇部に行っているんだろう。邪魔をしたくない、

本当にここの校舎デカくてすぐ道に迷いそう……
と考えていると急に後ろから抱きつかれた感触がする

「おやおや★随分疲れた顔していますねぇ♪」
『渉…気配も出さないで急に抱きつくのやめてよ…』
「フッフッフ。貴方の後ろ姿が見えたので
ついこの衝動を止められませんでした♪」

?? 「おい、渉。話してる途中に急に居なくなるんじゃ
ね〜よ。全く、…ってあれそいつ…」

「おや、零。まだ紹介出来ていませんでしたねぇ！
この前お世話になった、私の白雪姫です♪」

「嗚呼。確か今日からって言ってたな、
＿＿渉からも聞いてたがかわい〜顔してんなぁ。
どうだ？俺様ちゃんのガールフレンドにならねぇか？」

『あの、僕……男なんですけど。』ｼﾞﾄｰ(渉の背中に隠れる)
「あっはは。なかなか肝が据わってるやつじゃねーか。」
「零…あまりユキをいじめすぎないようにしてくださいね」

「おっと紹介が遅れたな。俺は朔間零、一応この学校の
生徒会長やってるから。まぁ仲良くしようぜ。」

『えっと、。……乙葉ユキです。渉から
入学の事で手伝ってもらったとか…聞きました。
その、ありがとうございました。』

「良いってことよ♪」
『(変な人だけど悪い人ではない……？)』

綺麗な黒髪にルビーように綺麗な目……
まるでヴァンパイアのような人だな。