白銀のスノーマリア【あんスタ】 (ページ8)

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第49話ページ8

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【星望病院室内】

ｺﾝｺﾝ、ｶﾞﾁｬ「失礼するぞ、英智」

「やぁ、敬人。待っていたよ」
「なんだ。今日はやけに機嫌がいいんだな。」
「フフ。そう見えるかい？まぁ確かに。
体調も万全だし、気分もいいよ」
「???」「早く会いたいなぁ、僕の白雪姫。」

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【1年A組教室】

一限は自習と言われているので各々、と言っても
真面目に自習に取り組む奴は極わずか。
殆どは雑談したり、もう教室に居ない奴だっている。

ｶﾞﾔｶﾞﾔ『(まぁ、渉から話は聞いていたから
だいたい想像は出来ていたけど…ひどいな、)』

ﾄﾝﾄﾝ「おい、少しいいか」『???』

考え事をしていたら隣の席の人に不意に方を叩かれた。

『キミって……確か…。』「氷鷹北斗だ。」

『氷鷹くん、
新入生代表の挨拶…変わってくれてありがとう』

「事情が事情だ。仕方のない事だろう。
それに、きちんと説明もされたしな。
と言うか、普通に日本語話せるんだな。」

『…ハーフだから、母方の方が…
あっち居た時も話していたし、だから普通に話せる…』

「そうか。、あと、苗字でよばないで名前でいい」

『じゃ、じゃあ北斗くん…僕は乙葉ユキ…ユキでいいよ』

「わかった。ユキは今日が登校するのが初めてだよな」
『うん。』

「そうか。まあ見ての通り、今の夢ノ咲は真面目に
アイドルになろうなんて思う奴は少ない方だ。
俺は……そのような現状を打破したいと思ってる」

『そうなんだ……』「何か方法はあるか？」
『急にそんなこと言われても…。』

「うむ。ユキは学園に来る前から凄い奴と聞いてたが…、
まぁいい。
今回の入学テストも誰よりも高い点を叩き出したと
聞いた。ぜひ、俺と協力して欲しい。
あと、友達になってやろう」

『(なんか面白い子だな…)僕で良ければ…役に立つか
分かんないけどいいよ。』

そうすると北斗くんは右手を僕の前に出した。

「協力感謝する。握手をしよう、」
『……よろしく。』「ユキは手が冷たいだな、」
『…冷え症だから。』
「そうか。、そうだユキ金平糖食べるか？」『???』

その後、一限が終わるまで隣の席の
北斗くんに学校の事について
いろいろと教えてもらい
終わる頃にはすっかり仲良くなっていた。