白銀のスノーマリア【あんスタ】 (ページ37)

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第77話ページ37

【チェックメイト当日】

練習もリハもきちんとやって、迎えた当日。
僕が作った衣装に身を包み本番前、円陣を組んだ

「よぉし★今日も誇り高く騎士道として
完璧なステージを飾るぞ！」

＿＿＿Who will have The last laugh？
「「「「『We’ll be..”Knights”』」」」」

＿＿あぁ、今のKnightsは最強だ。誰にも負けない、

―――――――――――――――

ｷｬｱｱｱ！「ー〜♪♪」「〜〜♪♪」

今日のためにれおくんが書き上げた新曲。
そして僕が作った新衣装で、会場のボルテージは最骨頂
ステージから見えるファンは皆楽しそうで…
僕も心から楽しいって思えるライブだった。

曲もそろそろ終盤に差しかかった…ここは
れおくんとイズミの掛け合いがある重要な場面だ。

『(あぁ、楽しい…こんな時間がずっと続けばいいのに)』

＿だけど、僕の願いはすぐに消えたのだった。

ﾚｵ・ｲｽﾞﾐ「ー〜♪♪〜♪♪」

ｷﾞｨ……ｸﾞﾗ… 『(ん？あそこの照明ぐらついてないか…)』

ｶﾞﾀﾝ!『!!!!(ダメだ！下にはイズミとれおくんが！)』

＿＿僕は考えるより先に体が動いた、

『れお！イズミ！危ないｯっ!!!!』(ﾄﾞﾝｯ)
「「…!!!!ｯ」」ｶﾞｼｬﾝ!ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘｯ!!!!

僕は落ちそうな照明の下にいたれおくんとイズミを
突き飛ばし、その代わりに僕が照明の下敷きになった。

客席「ｷｬｱｱｱ！」「は、早く！救急車を呼べ！」

「「ｯ!!!!……」」「「…!!!!ユキ/ちゃん!!!!」」

『(…あぁ、2人共無事で……よかっ…た……、)』

「ユ……ユキ……、おい！＿＿＿ユキ！」

＿＿＿あの日……全てが終わってしまったんだ。