第62話 ページ21
【 ライブ終了後 帰り道 】
「あぁ！楽しかったけど疲れた!!セナ〜おんぶ〜。」
「ｯちょっと！背中に引っ付くのやめてくんない！？
歩きずらいんだけどぉ！！」『……』
「ん？、どうしたんだ？ユキ」「??」
『れおくん、瀬名先輩。僕をグループに誘ってくれて
ありがとう。この1週間すごく楽しかったよ。
仮所属って訳でここにいたけど…。
そろそろ、返事をしないといけないと思って。
僕も【バックギャモン】の仲間になりたい…ううん。
れおくん、瀬名先輩……僕を
【バックギャモン】に入れてもらえませんか？』
「〜〜〜くぅぅ！！やったー〜ーー!!
ホントだな！やっぱなしとかないからな！」
「ま、まぁ。断る理由もないし、別にいいけどぉ」
『(…よ、良かった。)2人ともありがと。』
「「ほら、早く帰るぞ★/よぉ」」 『…！、うん！』
＿＿＿あの日、僕らは本物の仲間になったんだ。
―――――――――――――――
「ってか、なんでれおくんは下の名前で呼ばれてんのに
俺は苗字呼びなのぉ？」
『…え、だって瀬名先輩、
下の名前で呼んだら怒りそうだし……。
この前れおくんにそう呼んでって言われたから…』
「なにそれ俺だけ仲間はずれとかチョ〜うざぁい。
別にどんな呼び方でもいいけどぉ……。」
「なんだなんだ？セナ嫉妬か？」
「れおくんは黙ってて」
『うーん……じゃあイズミで。』
「はぁ!?初めから呼び捨てとかチョ〜生意気！」
『えぇ、』
「(わはは★、セナ、満更でもない顔してんなっ)」
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作者名：くま吉 | 作成日時：2024年2月28日 22時
