第60話 ページ19
『…それで今日から僕も
参加させてもらいますけど
練習はここにいる人だけで？』
「まぁ、いつもの事だし…。これからは
これが普通って思った方がいいと思うけどぉ。」
『…そう、ですか。わかりました。
それじゃあ、着替えてきますね。』
―――――――――――――――
『お待たせしました、』
「じゃあ、始めるよォ。ユキには1週間後のライブに
出てもらいたいって思ってるから。それで
レオくんが作った新曲、まだ振り付けとか考えてないけど
メロディーや歌詞は覚えて欲しいんだよねぇ。」
そういって備え付けてあるCDプレイヤーをセット
して曲を流し始めた。
〜〜〜♪
『……！』
なんだろう。、音が体にスっと入ってくる。
メロディーが全部生き生きしてて何一つ邪魔してない。
『…すごく、いい曲ですね…。』
「だろだろ★」
「まぁね。コイツ作曲だけはできるからねぇ。」
心より体が先に動くってホントにあるんだ。
僕はいつの間にか音に合わせて身体を動かした。
――瀬名泉視点――
「………ｯ」
「うんうん★
やっぱりおれの曲とユキは合うって思ったんだ！」
ほんっとに綺麗な奴…。
身長はれおくんとそのまで変わんないくせに
堂々としてて、だけど雪の結晶の様に儚い…。
………目が離せない。離したくない。
そう思ってしまうぐらい美しかった。
―――――――――――――――
〜〜〜♪
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
「ぶらぼー★あぁ、おれの目に狂いはなかった！
さいっこうだ、ユキ！」
踊っている時もずっと楽しいって思ったの久しぶりだな
『ﾊｧﾊｧ、期待に添えたみたいで良かったよ…』
「まぁ、良かったんじゃない…
さっきの振りも採用って事で。…教えてくれない？」
『……！う、うん！』
「…ありがと。、…さっさと練習始めるよぉ！」
「お！、セナ照れてるのか？このツンデレセナ！」
「うっさい！」
この2人ほんとに仲がいいんだな。
『んふふ。、ふふふふ』
「「！！！！！」」
「セナ！見たか！ユキ笑った！」
「なぁんだ。表情堅いからてっきり笑えないと
思ってたけど、笑うと可愛いじゃん。」ﾆﾔﾆﾔ
『な、、なんですか。』「別になんにも言ってないけどぉ？」
『、ほら、練習するでしょ。早くやりましょう』
「あれぇ？顔赤いんじゃない？」
「わはは★セナもユキもツンデレコンビだな！」
「『うっさい！＼うるさいです！』」
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作者名：くま吉 | 作成日時：2024年2月28日 22時
