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小｜中｜大｜屋上へと足を運んでいた(名前)。

瞳の中に映し出された景色にさよならを言うために

落ちるか落ちないかのギリギリの所の縁を静かに歩く。

未だに覚悟が決まらないのか

(名前)がフラフラと歩いていたその時だった。

不意に、強い風が吹いて(名前)の体がぐらぐらと揺れる。

足がもつれ、(名前)の体が空へと、放り出された。

そこからのスピードは早く、

体が地面に引っ張られ、上から押しつぶされる感覚

そして何より、走馬灯が見えた。

＿＿あっ私ﾀﾋんだかもしれない。＿＿

(名前)にそう感じさせるのには充分すぎるものだった。

(名前)の視界は黒く染まっていった。


＿＿これはとある少女の物語＿＿執筆状態：連載中