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土方「綱道さん、俺は雪村当主を務める以上…アンタが遣ってきた事を見過ごすことは出来ねぇ」
薫「歳三は俺たち、雪村家の事を考えてくれてるんだ…もう、復讐はしなくても良いんだ!」
綱道「それでも…千鶴、薫君、許してくれ!」

綱道さんが千鶴と薫に刀を向けて千鶴に斬り掛かった。
それを俺が止めた。

土方「…千鶴、薫、これ以上は無理だ」
千鶴「はい…父様、逸れ鬼となった以上は…」
薫「叔父さん、俺と千鶴は昔みたいに笑顔で暮らせる里を作る…だから…許してくれ…」
土方「雪村綱道…逸れ鬼と見なす。綱道さん、俺とてアンタを止めたかった…すまねぇ」

俺は綱道さんの心臓を刺した。
千鶴はその場に膝をついた。

千鶴「止めれなくて…ごめんなさい…父様…」
薫「千鶴…俺も止めれなかった」

俺は静かに二人を見守った。

原田「土方さん!」
斉藤「副長…コレは…?」
土方「綱道さんが二人を殺そうとした。あの人は二人を見捨てた…二人が覚悟を決めたから俺が斬った」
原田「…辛いだろうな」

確かにな…覚悟していても千鶴にとっては今回も止めれなかったんだからな…
俺たちは綱道さんを道の隅に埋め、墓を作ってその場を後にした。
屯所に戻り、幹部たちを集めて綱道さんの死を言った。
広間で解散した後に俺は千鶴と薫の下に向かった。

土方「入るぞ」
千鶴「どうぞ…」
土方「辛いのは分かってるが今後の事だ」
薫「分かってる…何時、此所を出る?」
土方「三日後だ…支度しておけ」
千鶴「あの…もし、許されなかったら?」
土方「そうだな…黙って出て行くか、無理矢理出て行くのどちらかだな」
薫「…まぁ、黙ってが良いかな…その場をしのげるから」
千鶴「黙っての方が良いですね」
土方「まぁ、話してから出て行くのは変わりはねぇがな」
千鶴「あと、三日で此所を離れるんですね…寂しいですね」
土方「その三日を思う存分に楽しめば良い…また、あいつ等には会えるんだからな」
千鶴「はい!」

俺たちは三日間、気づかれない様に寂しさを感じながらも過ごした。

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千歳(プロフ) - ルカさん» ありがとうございます!更新が遅いかもしれませんが頑張りますのでよろしくお願いします! (2019年10月5日 15時) (レス) id: 60ccabee17 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 薄桜鬼久しぶりに見ました!貴方様の作品はとっても面白いです!!応援してます♪ (2019年10月4日 17時) (レス) id: ffbf18fb0d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千歳 x他1人 | 作成日時:2019年7月19日 19時

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