1 ページ3
テストが無事終わり、打ち上げでもしようと皆で下校する
初期の頃の俺だったら、こういうのこないんだろうな
、、、そう考えると、多少は丸くなったな、俺。
96「いくぞー!」
元気に右こぶしを上にあげ、先頭を突っ走る96猫
あの海の一週間後、96猫は天月の家に避難したと言う連絡が来た
夏休み明けに見た96猫は、すっきりしていて96猫本来の表情が出ているような気がした
『そらる先輩』
sr「どうした〜?」
眠そうに欠伸をしながら俺の横を歩いているそらる先輩
青みがかったふわふわの髪が、風と共に靡く
『これ、何処に行くんですか?』
sr「んー、どこだろ?」
ゆるゆるな返事と、ふわっとした返事はこの人の美人さを際立たせている
mf「さっきカラオケ行きたいって叫んでましたよ」
sr「じゃあカラオケ行くのかな」
そらる先輩の横からひょこっと顔を出すまふまふ
カラオケ、、、
予感的中とでも言うのだろうか、
先頭を突っ走っていた96猫と坂田に目をやると、カラオケボックスの中へと入っていく二人が見えた
『ですね、、、』
俺たちがカラオケボックスに入る頃には、
受付を済ませた二人が部屋番号を教えて貰っていた
2階の1番奥。
その扉を開けると、10人は余裕で入る部屋
トップバッターは96猫と天月のデュエット
その間に、各々食べ物と飲み物を頼んだ
『〜。はい。お願いします』
俺が受話器を戻すと丁度サビに入っているタイミング
ソファに座り、二人の声を聞く
二人が終わると、次に予約されていた曲のイントロが始まる
ふと、耳を澄ませると扉の方からノック音が聞こえた
ミシェルが扉を開けた
?「ご注文のドリンク、、、って、ユンじゃん!!」
「え、、、」
俺、そらる先輩、うらたぬき先輩の視線が扉の二人に向く
?「うわぁ!久し振り〜!今どこの高校いってるの?
って、なにこのメンツ?!イケメンと美女ばっかじゃん?!」
ミシェルにドリンクを渡さず、一方的に喋り続ける店員の女
大きすぎる声に、歌っていた連中も女にきづき、曲を停止させた
?「私、ユンの友達の青井彩月です!
皆さんは、ユンのお友だちなんですか?」
mf「え、あ、は、はい」
ずかずかと部屋に入り込み
1番手前に座っていたまふまふにすり寄る
怯えたようにビクつくまふまふに気付かないのか、
そのまま隣に腰かけようとする彩月と名乗った女
『すみません。やめてもらえますか?
仮にも貴方は店員ですよね』
127人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すふれ - 名無しさんの心中、お察しします。短い時間だったかもしれませんが、この小説でとても楽しませていただきました。作者様と作者様の物語から、たくさんの笑顔をいただきました。作者様が、天国で笑顔でいられていることを、心よりお祈りしております。お疲れ様でした。 (2021年4月21日 22時) (レス) id: 48b03fa523 (このIDを非表示/違反報告)
秋あめ(プロフ) - 初めまして、最近この作品と出会いました。続きが楽しみで、読み進めていたら、あのお知らせを読みました。正直言うと、ショックでした。こんなにも楽しい作品が書ける方を失うのは私的にはとても悲しい事でした。今までお疲れ様でした。そしてありがとうございました。 (2020年11月3日 15時) (レス) id: 21946a860e (このIDを非表示/違反報告)
つむぐ - とても素敵な作品、有難うございました。ここに書き込むことしかできませんが、心からご冥福をお祈りします。お疲れ様でした。ゆっくり休んでください。 (2020年9月16日 17時) (レス) id: 6ff98e79e2 (このIDを非表示/違反報告)
幸 - 初めまして。この作品とてもよかったです。名無しさん報告ありがとうございます。No.さん素敵な作品ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。 (2020年9月6日 22時) (レス) id: 5b67d24b0a (このIDを非表示/違反報告)
へかーてぃあ@夢見月*小夜セコム隊(プロフ) - 私はお気に入りも外しません。ずっと、あなたを忘れません。あなたの作品に出会えて良かったです。ゆっくりお休みください。 (2020年8月20日 18時) (レス) id: 2de6a67b50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ