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「F7様ぁ!前向きな奴 隷達から新たなローションの差し入れザンス!」



イヤミが台車を引いて持ってきたのは大量のローションだった。



「えー?またぁ?馬鹿だなぁ。
折角僕達が取り返したのに、これじゃあ意味ないよ!
何で皆使わないの?」



「「「我々のようなカスには必要ありませんので!」」」



「えー?それで皆幸せなの?」



「「「幸せですっ!」」」



「おいしいの?」



「「「超おいしい!」」」



トド松は納得していないようだが、村の人からすれば、
7人がローションを使っていくのを見て、
あまりの幸せに声を揃えて言っていた。



「そろそろ、自分の宿命を受け入れな」



「え?」



肩を組むおそ松にトド松がポカンとした顔で彼を見る。



「例え干からびる人間が出ようとも」



『潤いがないガサガサ肌の人が居ようとも』



「死人を出そうとも」



「俺達は期待に応え続けるのみ」



「皆のローション。いや、服着て歩く心のラブなローション!」



「そうか!それが僕達!」



相手がどんな状況下に置かれようが自分たちはただ色々な人への
期待にただ応えるという宿命のみ。
トド松も六人の言葉にようやく理解したようだ。



「そう!F7なのさ!」



おそ松が指を鳴らすと7人の頭上からローションが流れる。
7人共、恍惚な表情でローションを堪能していたのだった。

そして、ローションがかかった7人は光り出した。



「シェーーーッ!相変わらず肌はカッサカサザンスが!」



「見ているだけで!」



「心がヌルヌルトゥルトゥル湧い上がるぜバーローチクショー!」



イヤミ達や村の人達はカサカサな肌であろうが、
皮膚から血が流れていようが関係ない。
目の前のF7がいるだけで心が潤っていくのだった。



─こうして、世界は救われ…。
救わ…救われ…救われた、の…か?



「え?救われましたよね?」



─え?あっ、はい!救われました!ありがとうございましたー!

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びたー(プロフ) - メルさん» コメントありがとうございます!そう言ってくれてとても嬉しいです!えいがのおそ松さんもいつか書きたいと思っています!(書けるとなると時系列的に2期終わりになりますが…)応援ありがとうございます。励みになります! (2022年8月2日 3時) (レス) id: cfeb0c9930 (このIDを非表示/違反報告)
メル - おそ松さんの夢小説とても嬉しいです!映画の時の高校時代ハイ松さんがすごく気になります!これからも頑張ってください! (2022年8月1日 17時) (レス) id: eb7870cb0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びた一 x他1人 | 作成日時:2022年7月31日 23時

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