8話 ページ10
ぐちつぼ side
出会いたてのあろえは酷く弱っていた。
何を言っても無関心。
噂によると婚約者が亡くなってしまったらしい。
しかも自 殺。
俺は許せなかった。
なんであろえがいて自 殺なんかできるんだって。
けど今本人にあって俺は理解した。
けれど確信をつけるために質問をする。
『Aさん。貴方はなぜその首の傷を負ったんですか？』
「それは…」
下を向いていたAは優しい眼差しを俺に向けこう答えた。
「大切な人を守りたかったから。
です。」
この人はあろえが大好きなんだ。
『秘密を明かしたもの同士､敬語･さん付けはやめましょ。
これからよろしくA。』
俺が右手を出すとAが笑ってｷｭｯと握ってきた。
「こちらこそ。よろしく。ぐちつぼ。」
今度は俺が守ってやる。
あろえとA…両方とも…
けれどそれより大きな問題を抱えているAに俺は気づけなかった。
夢主 side
あれから数日がたち俺とぐちつぼはある森に来ていた。
仲良くなってから2人で任務することが多くなった。
gt「あぁー。暑っ。」
『たしかに今日は暑い。』
gt「んなこと言ってAさんは清々しい顔してますけどねっ!!」
そんなこと言って俺の首に生暖かい手をくっつけてきた。
『あづっ！！』
gt「うわっ！Aちょー冷たいっ！！なんで？」
『俺低体温だから。』
そんな感じでふざけているとぐちつぼのインカムに連絡が入る。
ar [ぐっち！！？遊んでる暇ないんだけど！！もう来ちゃうって！！]
gt「おっけ。すぐ向かう。」
今日は大 麻､覚 せい 剤が密輸される現場をとりおさえるらしい。
そのため対人戦が強い俺とぐちつぼが呼ばれた。
走りながらぐちつぼが聞いてくる。
gt「Aはなんで軍人になったの？」
『大切な人を守りたかったから。』
俺は躊躇いもなく答える。
gt「あろえのこと大好きなんだなぁ。」
俺はその言葉に顔を真っ赤にする。
いや。真っ赤になるのがわかった。
それに気づきぐちつぼが笑う。
gt「ふははっwwりんごみてぇww」
俺は肩を軽く殴る。
『笑うなって…///////』
gt「ほらもうすぐ着くぞ。その真っ赤なww顔をw直せ笑」
『もうお前許さんw』
gt「うわっ！wwやめろってww」
こんな感じに馬鹿やっている俺だが
今日はなんとなく嫌な感じがした。
10年前と同じく…
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ニナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！最終話ほんとに、あろさぁぁん(´；ω；｀)ってなりました (2020年10月18日 9時) (
レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 完結おめでとうございます！最後はHappyENDかと思ったんですけど、ある意味BADENDになりましたね…まあ捉え方によってはHappyENDですけどね！次回作も期待しています！ (2020年10月14日 16時) (レス) id: 2df7064158 (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - 応援してます。頑張ってください。 (2020年10月10日 8時) (レス) id: bc2f027781 (このIDを非表示/違反報告)
ぢゃぎんぼあい - 国王キモすぎw (2020年9月22日 12時) (レス) id: 79a6ee7d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鬼羅 | 作成日時：2020年9月12日 4時
