【呪術廻戦】非凡人の人間関係

序章 ページ1

車もない、電気もない、何より風景と町並みが全く違う。
緑豊かで空気も全くと言っていい程澄んでいる。




いや、普通の人間にはそう見えるだろう。
第一、俺が今いる所は山だ。
人気もなく、静かである。




「おい、聞いているのか。」

『全く聞いてなかった。』




振り下ろされる手を止める。
相変わらず力が強すぎるな、こいつは。




「力任せに殴り蹴りも効かん、何より呪いが効かん。オマエ、本当に人間か？」

『じゃあ何、妖怪にでも見える？』

「見た目は人間。だが…異質だ。」




そりゃあ、この世界の人間じゃないからね。
そう言えば目を細めるこいつ。
いや、今更だけど…




『お前、誰よ。』

「何故オマエに教える必要がある。オマエに教えて俺は何か得でもするのか？」

『ああ、面倒な奴だなお前。いいよ、答えなくても…視る(・・)から。』



両面宿儺、すくな？
変わった名前。




『俺はA。帝統A、よろしく宿儺。』

「…」




それで聞きたいんだけど、此処って何処。





これが、全ての始まり。
沢山の人と出会い、失うという事はこの時は知る由もない。



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【氏名】 帝統(みかど) A

【年齢】16歳 (推定)

【身長】175cm

【体重】 58kg

【特徴】

・黒髪
・紫色と赤色のオッドアイ

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