第五話 ページ6
『お腹空いた。』
スーパー寄って帰りましょ。
何食べようかな〜、アイスもいいな。いや待て、お菓子も捨てがたい…ぬぅ、迷うぜ。
結局、二つ買うことにしました。
だって誘惑には弱いんだよちくしょう!!
「A。」
『ん?……げッ。』
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『お前バイト帰り?』
「そうだけど。…お前、そんなに食べると夜食べれなくなるぞ。」
『お前はママか、からすママか。』
「烏丸だ。」
『ケッ、パピコ食べる?』
「食べる。」
ふははは!!これでお前も同罪だ烏丸ァー!!
ちょ、何でそんな目で見るんだお前。
「…お前、友達いないのか?」
は………?
What?
ごめん、聞こえなかった。
「前に学校でお前を見た時、一人だったから。」
『……………え、烏丸。私と同じ中学だったの?』
「…はぁ。もういい。」
え、この話もうおしまい?
結局何も分からぬままおしまい?
いや、待てよコイツ私に友達いないって言ったよな。
そりゃあそうさー。
だって私、陰キャラとして生きてるから。
『学校の國神Aは読書読んでるただの陰キャですけどー。』
「は?」
『お前が友達いねーか聞いたんでしょ。いねーよ!!中3の始業式の前日にインフルなって一週間学校休んだからすでにグループ出来てたの!!』
クラス入った時、え?誰?って視線浴びたもん。てかあの人誰?って聞こえてきたし。
それから視線に耐えれなくなって自分の席で読書してたら話しかけられることなく今になりましたけど!!
「……お前が?」
『お前私にどういう奴に見えるんだ。』
「うるさい奴。」
『やんのかゴルァ。』
もう受験モードだしいいけどね。
高校から頑張っちゃうもんね國神さんは!!
……ん?そういや、高校どうしよ。
『烏丸、高校どこにするか決めた?』
「ボーダーと提携している高校。ボーダー入ってる奴は大体そこだ。」
『え、そうなの?』
「…お前、何も知らないのか。」
そりゃあずっとC級やってたもんで同い年の友達なんて一人もいないケド。
てかとうそろそろ考えないとアカンな。
「お前、勉強の方は大丈夫なのか?」
『聞いて驚け。学校で陰キャやってるおかげでほとんど一位さ!!』
前の前の試験は眼鏡男の田中が一位で私が二位だったけどな!!
「嘘だろ…」
『おい何だその顔は。ねえ、ちょっと無視ー!?』
玉狛に帰って今日の話を迅さん達にしたら全員があの烏丸と同じ顔をしていた。わかせぬ。
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RUGI(プロフ) - ルカさん» コメントありがとうございます!私の友人がまさにこれだったので参考にしました笑 (2021年2月23日 11時) (レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 私の姉も中学の入学式インフルで休んで学校行ったらグループできてたって言ってましたw (2020年3月4日 1時) (レス) id: 46d217bb62 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» ありがとうございます!!続編を少し前に解放したので是非どうぞ!! (2020年2月12日 19時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
フウさん(プロフ) - なるほど!分かりました!無理せず更新頑張ってください! (2020年1月26日 23時) (レス) id: 034afd8dc6 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» コメントありがとうございます!!実は続編は下書き中なのでまだ公開しておりません汗 準備ができ次第させていただきますのでこれからもよろしくお願いします!! (2020年1月26日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RUGI | 作成日時:2019年9月20日 23時