第三十五話 ページ36
「
「ガイスト
それぞれ起動し相手を一気に削り、その圧倒的な強さに他の隊員からはすごいなどの声が上がり注目される。
『あいつ私に何の恨みがあるの?』
だが、注目されるのは二人だけではなかった。
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『あれ、敵が動いてく。』
「あァ?…本当だ。」
諏訪やA達の後ろにいた隊員達もそれに気付いており、こちらを分断させるための罠だと判断しスルーすることになる。
「じゃあ俺らが今やることは目の前の敵をボコることだな。」
『へい兄貴ィ!!』
「いつお前の兄貴になったんだァおい。」
いつの間にか仲良くなっている諏訪とAにレイジはうるさいのが増えたと心の中で思ったが目の前の攻撃に集中した。
「A、お前のバイパーで敵を確実に落とせ。」
『了解、バイパー!!』
レイジや烏丸の弾に加え、Aのバイパーでシールドを壊し諏訪や後方の攻撃で次々と敵を蹴散らし、全滅させた。
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『烏丸って私を蜂の巣にしたいほど恨んでたの?』
「お前もあんなに恨みがあったのか?」
「二人は仲がいいですね。」
「堤、お前アレが仲良しに見えんのか?」
そんな諏訪達の元に帽子を被った青年が駆け寄りレイジに挨拶をした。
「おい、A。お前は落ち着け。」
『私だけ!?こいつは!?』
「京介は落ち着いているだろ。」
レイジが帽子の青年と話していたが途中でこちらを見て注意されたことにショックを受けてしばらく大人しくなった。
そんなAとふと目が合った。
……Aは瞬時に逸らしたのだが。
「荒船。あいつはうちで預かっている國神Aだ。精神不安定なやつだからよく怪しい行動をするが気にするな。」
「!!國神って特級戦功を取ったやつですか?確か、迅さんの弟子だとか。」
「そうだ。だが、その話をあまりしてやるな。」
「?」
不思議そうにする荒船の耳に諏訪とAの会話が耳に入った。
「お前特級戦功取ったんだってな。何だ、やっぱりさっきの戦いっぷり見たが強いなァ。」
『あ、いや、本当にすみません。強くないんです、すみません。』
「お、おい、大丈夫かァ!?」
『大して強くないのに、弱いのに目立ちたがり屋って思われた!?どうしよォォー!?』
「顔真っ青だぞ!?」
荒船は無言でレイジを見た。
「ああなるからな。」
「はい。」
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RUGI(プロフ) - ルカさん» コメントありがとうございます!私の友人がまさにこれだったので参考にしました笑 (2021年2月23日 11時) (レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 私の姉も中学の入学式インフルで休んで学校行ったらグループできてたって言ってましたw (2020年3月4日 1時) (レス) id: 46d217bb62 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» ありがとうございます!!続編を少し前に解放したので是非どうぞ!! (2020年2月12日 19時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
フウさん(プロフ) - なるほど!分かりました!無理せず更新頑張ってください! (2020年1月26日 23時) (レス) id: 034afd8dc6 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» コメントありがとうございます!!実は続編は下書き中なのでまだ公開しておりません汗 準備ができ次第させていただきますのでこれからもよろしくお願いします!! (2020年1月26日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RUGI | 作成日時:2019年9月20日 23時