JW メンバーにならへんか 6 (ページ6)

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お姫様day ページ6

Aside

貴「はぁ〜…」

今日は1ヶ月に1度来る女の子の日。
私は結構重いで、お腹の痛みがずっと続く。

貴「腰いたい…だるい…眠い…お腹痛い…帰りたいぃぃぃ!!」

重岡「もぉ〜、まだ来たばっかりやで?んなこと言うなよ〜」

ふん！男には分からないよね！この痛みなんか！

濵田「ほら。これあげる。」

貴「わあああ！なにこれ！」

頭上から声が聞こえて私に降り注ぐ大量のカイロ。

貴「あ、ありがと…でもこれ多すぎだよ笑」

濵田「そーか？まぁ使い。」

これが濵ちゃんなりの優しさだと思ってありがたく受け取らせてもらう。

神山「ん〜お待たせ。」

貴「ああ！神ちゃん待ってました！」

神ちゃんは両手にココアとコーンスープの缶を抱えて楽屋に帰ってきてくれた。

神山「A、どれがええ？」

貴「ココアにしよっかな」

神山「ど〜ぞ」

神ちゃんとこんな会話を続けていると肩をとんとんと叩かれて振り返ると流星が立っている。

貴「ん?なに?」

藤井「あの、これ。」

そう言って渡されたのは流星のパーカー。

藤井「その…俺の妹達も重いほうで…あっためたらいいって聞いたから。」

貴「…もう流星好き。ありがとう!!!」

そう言って抱きつくと流星は優しく抱きしめ返してくれた。

その後も照史くんからは温かい紅茶、濵ちゃんは気が紛れるようにいっぱいお話してくれて、淳太くんは私の大好きなお団子を買ってきてくれたり、望は膝枕までしてくれた。

貴「あ〜…幸せやわ」

雑誌の撮影が始まり、しげの隣でポーズを決めながらそう言った。

重岡「お前お姫様みたいやのぉ笑」

貴「しげは何もしてくれへんけどな!」

私はそういいながら舌を出し、べーっとして見せた。

重岡「悪かったな王子様じゃなくて!」

そんなことを言ってるとかなりお腹が痛くなってきた。

貴「痛てて…」

私がそう言ってしゃがむとゆっくりとしげが立ち上がって、次の瞬間…

貴「わっ、なにすんの!」

重岡「暴れんなって」

私はしげにお姫様抱っこされてた。

重岡「すんません。こいつ体調悪いみたいなんで…」

そう言ってスタッフさんに謝り、私を楽屋まで連れていってくれた。

重岡「どや、王子様っぽいやろ?」

貴「うっさい…ありがとう。」

なんだかんだ言って、やっぱりうちのセンターは1番王子様なのかもしれない。