天使と宇井さんの日常

番外編〜バレンタイン〜 ページ45

(_๑òωó)_ﾊﾞｧﾝ

バレンタインですよ･･･！(過ぎてるわ)


♡o｡+..:*♡o｡+..:*♡o｡+..:*♡o｡+..:*♡o｡+..:*

『おはようございます！』


朝。


桜はCCGに駆け込むとまっすぐにＳ１班に
向かった。

桜の手にはおしゃれな紙袋が。


そう。

今日は２月１４日。

バレンタインデーだ。


「あ、おはようございます、桜先輩〜」

「おはよう、桜。」


ハイルと郡が少し不思議そうに挨拶を返す。

『おはようございます。

ハッピーバレンタイン！


チョコレートあげます♪』

「え！」

「わぁい、桜のチョコレート、大好きー！」


どっちがどっちのセリフかは、一目瞭然
だろう。


『はい、どうぞー』


「私もあげますね！

あ、こーり先輩、何、固まってるんです？

分かったァ、机にめちゃくちゃに積まれた
チョコレートのことで何か嫌なんでしょ？」


図星を付かれて郡がうぐ、とつぶやく。


『え、こーり先輩、たくさんもらったんです？


じゃあ、いりませんか？』


桜が少し悲しそうに綺麗にラッピングした
チョコレートを紙袋にしまう。

郡の分だ。


「ま、待って！

いる！

しまわないで！」



『わ』

郡が慌てて桜の手からチョコレートを奪い取る。


「うふふふふふー」

ニヤニヤしているハイルを郡はおもいっきり
睨みつけた。



『(実は、こーり先輩の特別なんだよね。

バレないかなぁ。)』



♡o｡+..:*♡o｡+..:*♡o｡+..:*♡o｡+..:*♡o｡+..:*



「こーり先輩、何が入ってました？」

「トリュフ」

「え！

私たち、クランチチョコですよ？

他のみんなも。

こーり先輩だけ、違います！」


「え･･･。


何で？」



「(鈍感･･･！)」

日常。→←日常。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す