日常。 ページ20
「おはようございます〜、郡先輩。
昨日はありがとうございました〜」
「あぁ、おはよう、ハイル。
あのさ･･･」
「はい？」
朝。
ハイルがニコニコと話しかけてきた。
ついでに聞いてみようかな。
「桜って、お兄さんいるの？」
「居ますよ。
桜先輩を育てたんですって。
すっごく懐いてます」
うーん･･･昨日のは、その人のことか。
「何ですか〜？
お付き合いの御挨拶のハードル調べですか〜？」
「･･･馬鹿言わないの。
ほら、仕事して」
聞いたの、郡先輩じゃないですか〜、と
ハイルが特等室を出ていく。
「何なんだよ、ハードル調べって」
煙草を出して一本吸う。
するとドアをノックされた。
『郡先輩、桜です』
「へ？！
あ、あぁ、入って」
取り乱してしまった、けどまぁ、良いか。
『おはようございます･･･うっ』
入って来るなり桜は顔をしかめた。
『タバコ臭いです･･･』
「うん、吸った。
桜、嫌い？」
『身体に悪いです。
良くないです』
私の手にある煙草を桜はパッと取り上げた。
「わっ、返しなさい！
火傷する！」
『ヘーキです。
捨てますよ。』
桜の白い手に煙草を揉み捨てられ、灰皿に
擦り付ける。
『えっと。
昨日はありがとうございました。
こーり先輩、私と同じマンションだったんですね』
「うん、びっくりした。
別に気にしなくていいよ」
『今度遊びに行きます』
「アハハ、了解」
クスリと桜は愛らしく笑いながら、
楽しみです、と笑う。
『お料理持っていきます』
「ありがとう」
この会話は特等室のドアが僅かに開いていた
ため、ハイルに丸聞こえだった。
「(本気で付き合ったらどうですか？)」
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ひにしな - 私はこういった日常系を始めて見たんですけど、とても心暖まる内容でした。これからも引き続き頑張って下さい。 (2018年1月30日 15時) (
レス) id: 3fb153c8f7 (このIDを非表示/違反報告)
加音 - とても心が温まりました。宇井さんと桜ちゃんの絡みがほのぼので最高でした!!引き続き頑張ってください。 (2017年8月7日 6時) (レス) id: 85bbaaf28a (このIDを非表示/違反報告)
バニラ(プロフ) - つくよみさん» ねー！ (2017年2月26日 16時) (レス) id: 2396b6692f (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - 分かる それ (2017年2月26日 16時) (レス) id: 91c418da73 (このIDを非表示/違反報告)
バニラ(プロフ) - つくよみさん» ありがとう！大きいテスト、嫌いなのー！小分けして欲しい｡ﾟ∵･(ﾉД`)∵ﾟ｡ (2017年2月26日 16時) (レス) id: 2396b6692f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バニラ | 作成日時：2016年12月1日 23時
