日常。 ページ19
バニラが満足したので、本編に♪♪
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『んにゃー･･･』
「桜、桜！
寝ないで！
部屋、何号室？」
現実をなんとか受け止めてタクシーを降り、
抱えた桜を起こす。
『1209です』
掠れた声が聞こえた。
ていうか、桜を軽すぎるよ、もっと太りなさい。
「はいはい、1209ね･･･。
私と別棟か。」
いつもと違うエレベーターに乗り、12階まで。
何だかんだ言って、別棟は初めてだなぁ、と
悶々と考えながら降りて、9号室を探す。
『此処･･･です』
眠たそうな声に止まる。
《Miyabe》
「ホントだ。
鍵は？」
『ポシェット･･･星の、キーホルダーです』
可愛らしいポシェットを桜はぽふんと叩いた。
「はぁ･･･二人して、上司を何だと･･･」
ハイルも上司使いが荒い。
まぁ、桜は先輩後輩なだけで、上司じゃないけど。
細い銀の星が付いた鍵を片手で出し、それで
ドアを開ける。
ソファにでも寝かせてササッと帰ろう。
中にお邪魔します、と入って素早くドアを閉める。
中は綺麗だった。
白い土間にはパンプスやブーツが幾つか並んでいて、キチンとご主人を見ているようだった。
『たらいまぁ〜』
「はいはい、酔ってるね。
今度から居酒屋はやめよう」
ため息をつきながら、桜を見つけたソファに
寝かせてソファに掛かっていた毛布をかける。
よし、これでOK、帰ろう。
くるりと背を向けると、くい、とコートの裾を引かれた。
「へ？」
『待って、下さい』
へ？
頭が真っ白になる。
『行かないで、ください。』
顔がかああああっと赤くなる。
「ちょ、さ、桜」
『行かないで、ください。
また、遅く、なるのでしょう･･･』
へ？
顔の熱がサッと引いた。
『兄、さま･･･』
正直ガックリ来たが、自分でもナイナイと
念じて自室に帰った。
･･････ドキドキした。
桜のバカ。
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☆ A HAPPY NEW YEAR /☆
です！
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ひにしな - 私はこういった日常系を始めて見たんですけど、とても心暖まる内容でした。これからも引き続き頑張って下さい。 (2018年1月30日 15時) (
レス) id: 3fb153c8f7 (このIDを非表示/違反報告)
加音 - とても心が温まりました。宇井さんと桜ちゃんの絡みがほのぼので最高でした!!引き続き頑張ってください。 (2017年8月7日 6時) (レス) id: 85bbaaf28a (このIDを非表示/違反報告)
バニラ(プロフ) - つくよみさん» ねー！ (2017年2月26日 16時) (レス) id: 2396b6692f (このIDを非表示/違反報告)
つくよみ(プロフ) - 分かる それ (2017年2月26日 16時) (レス) id: 91c418da73 (このIDを非表示/違反報告)
バニラ(プロフ) - つくよみさん» ありがとう！大きいテスト、嫌いなのー！小分けして欲しい｡ﾟ∵･(ﾉД`)∵ﾟ｡ (2017年2月26日 16時) (レス) id: 2396b6692f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バニラ | 作成日時：2016年12月1日 23時
