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「笹ヶ峰Aさんですか?海常の森山です。

こっちは笠松。あの…



一目惚れって信じますか?」



は?






バシッ





「いきなりナンパしてんじゃねえよ!シバくぞ!!」





すごい勢いで森山さんの頭を笠松さんが叩いた。


痛そう…って、違う。



とりあえずは…





「あ、あの……間違ってたらごめんなさい。



私、あなた方に会ったことないと思うのですが……?」





おそるおそる笠松さんに聞いてみた。




「ももも森山…」




え、なんかやたらと挙動不審なんだけど……



あ、もしかして私の顔が見苦しかったとか?




「悪いね…コイツ女の子に対して免疫が0なんだよ。


特に君みたいに可愛い子に対してはね」




あらま、森山さんはお世辞がお上手ですね。





「森山、本題」




「…ああ、紹介が遅れました。



オレたちは海常高校バスケ部です」





海常高校…バスケ部…




「あの…海常の皆さんがAちゃんに何の用ですか…?」





リコさんが不思議そうに私と笠松さん達を見比べながら聞いて来た。




「ああ、聞いてないんですか?」







ああ、そういえば教えていなかったかもしれない…







「私、黄瀬君と付き合っていたんです。







多分、それで私を訪ねて来たんです



…そうですよね?」






「ああ…」





ほら、やっぱり。



「Aちゃんと黄瀬君って付き合ってたの!?」


リコさんは驚いた顔をしていた。



「……はい。9月ぐらいから…」




「と、いうわけで…カントクさん、


ちょっと訳ありなんで少しの間だけAちゃんを借りてもいいですか?」




「えっ!?ああ、はい。どうぞ…」



いや、どうぞって……




「あ、ちょっと待って」




練習場から出ようとしたとき、リコさんに呼び止められた。






「はい?」



「黄瀬君は海常高校だけど


ライバル校とかは関係なしに私はAちゃんたちを応援するからね。


困った事とかあったら相談とかして来てもいいのよ」







「リコさん…ありがとうございます」










私はそう言ってリコさんに頭をさげて森山さんの後をついて行った。

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ガトーショコラ@ふっかーつ。(プロフ) - ▲▽shion▽▲さん» おけーw (2014年4月29日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
▲▽shion▽▲ - ありがとう!!じゃあこれからは5のほうにコメントします! (2014年4月29日 22時) (レス) id: 0cbb715f8d (このIDを非表示/違反報告)
ガトーショコラ@ふっかーつ。(プロフ) - ▲▽shion▽▲さん» おー、全然いいですよ!んじゃ、タメで!w (2014年4月29日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
▲▽shion▽▲ - ありがとうございます!!えっと、友達になってもらえませんか!?いきなりすみません、、、 (2014年4月29日 22時) (レス) id: 0cbb715f8d (このIDを非表示/違反報告)
ガトーショコラ@ふっかーつ。(プロフ) - ▲▽shion▽▲さん» 全然いいですよ!なんですか? (2014年4月29日 21時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/  
作成日時:2014年4月1日 23時

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