142 ハンカチ ページ34
そんなことがあったんだっけ。
私はあんまり覚えてなかったけど…
「ほら、これ」
そう言って緑間君はなにやら綺麗な布をポケットの中から取り出した。
「何それ?」
「あのときのハンカチの礼だ。
同じ色ではないが、ある程度は綺麗な色を選んだつもりだ」
鮮やかなわすれな草が端に刺繍されている瑠璃色のハンカチ。
「いいの?」
「ああ」
「ホントに?」
「ああ」
「ガチで?」
「しつこいのだよっ!黙って受け取れ!!」
「うなっ!?」
顔面にハンカチを投げつけられた。
そのとき、ふわりと幽かにだけどあの頃の緑ちゃんの匂いがした。
「へぇ…真ちゃんがハンカチを、ねぇ」
「遠足でAが、ねぇ」
「真夏ちゃんはさ、どう思う?」
「意外…ってしか言いようがないけど…高尾君はどう思う?」
「まあ、意外…だよな」
そこの二人はなぜそんなにも息が合っているのだろうか?
今日が初対面のハズだよね?
とりあえず、その日は私と緑間君についてのことが発覚した日だった。
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ガトーショコラ@ふっかーつ。(プロフ) - ▲▽shion▽▲さん» おけーw (2014年4月29日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
▲▽shion▽▲ - ありがとう!!じゃあこれからは5のほうにコメントします! (2014年4月29日 22時) (レス) id: 0cbb715f8d (このIDを非表示/違反報告)
ガトーショコラ@ふっかーつ。(プロフ) - ▲▽shion▽▲さん» おー、全然いいですよ!んじゃ、タメで!w (2014年4月29日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
▲▽shion▽▲ - ありがとうございます!!えっと、友達になってもらえませんか!?いきなりすみません、、、 (2014年4月29日 22時) (レス) id: 0cbb715f8d (このIDを非表示/違反報告)
ガトーショコラ@ふっかーつ。(プロフ) - ▲▽shion▽▲さん» 全然いいですよ!なんですか? (2014年4月29日 21時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時:2014年4月1日 23時