140 変な奴4 緑間side ページ32
「さ…笹ヶ峰?」
「ん?」
「お前はいったい何をしているのだよ?」
それは大切なハンカチではなかったのか?
それをなんで……
「ちょっと待ってね…緑ちゃん、足出して」
オレはなにがなんだか分からなくなって笹ヶ峰の指示通りに足を出した。
それにさも、当たり前かのようにさっき破いたハンカチを巻いていく。
「これで少しは痛くないと思うけど…」
「そういうことではないのだよ。
なぜハンカチを破いた?
大切なものではないのか?」
「え?いや、だって緑ちゃんケガしてたじゃん。
それを支えるのって二つの布が必要なんだよ?」
「だからといって……」
そう言って無意識のうちに足に力を入れてオレは立ち上がっていた。
「ほら、足あんまり痛くないでしょ?」
指摘されてそのことに初めて気づいた。
「…確かにそうだが足のケガを和らげるためのものならわざわざハンカチを破らなくてもオレのハンカチとかでも出来ただろうが」
「…………確かにっ!緑ちゃん頭良いね」
……コイツはアホなのか?
普通は大事なものを使うのは最後の手段のハズ。
「お前の頭が悪過ぎるだけのことなのだよ」
なのになぜ躊躇わなかった?
オレがケガをしていたから?
たかがそれだけで?
「ほら、すぐに戻るんでしょ?早く行こ?」
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ガトーショコラ@ふっかーつ。(プロフ) - ▲▽shion▽▲さん» おけーw (2014年4月29日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
▲▽shion▽▲ - ありがとう!!じゃあこれからは5のほうにコメントします! (2014年4月29日 22時) (レス) id: 0cbb715f8d (このIDを非表示/違反報告)
ガトーショコラ@ふっかーつ。(プロフ) - ▲▽shion▽▲さん» おー、全然いいですよ!んじゃ、タメで!w (2014年4月29日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
▲▽shion▽▲ - ありがとうございます!!えっと、友達になってもらえませんか!?いきなりすみません、、、 (2014年4月29日 22時) (レス) id: 0cbb715f8d (このIDを非表示/違反報告)
ガトーショコラ@ふっかーつ。(プロフ) - ▲▽shion▽▲さん» 全然いいですよ!なんですか? (2014年4月29日 21時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時:2014年4月1日 23時