黄瀬君、あなたは私にとって……なんなんでしょうね？4

１３３　ミドリちゃん ページ25

｢……もしかして緑、ちゃん？｣









｢っ!?その名前でオレを呼ぶんじゃない！｣






ああ、やっぱり緑ちゃんだったのか…






｢ていうかなんで最初に会ったときに教えてくれなかったの？｣







｢お前はずっとオレのことを女だと思っていたから、恥ずかしかったのだよ!!




なぜオレを女だと勘違いした？





オレのどこが女なのだよ!!｣







私はどうやら緑間君の逆鱗に触れてしまったらしく、





緑間君は僅か４秒で全てをぶつけてきた。






舌噛まないのかな？






そんな中、





｢え？何？どういう展開なの？｣







真夏は一人ついていけず、状況を理解していないようだ。








そこで高尾君は真夏に説明をしてくれた。







｢あの２人、小学生のときの同級生でさ、





Aちゃんは何を勘違いしたのか緑間のことを女の子だと思い込んじゃったらしくて……





結局、緑間は誤解を解くことなく小２で転校。




Aちゃんもそのままアイツのこと忘れちゃって、今思い出した。








って感じ？｣







まあ、そんな感じです。




だってしょうがなくない？




緑間君の睫毛長かったし、ボーイッシュな女の子っぽい顔をしていたんだもん。




しかも、あの頃は私と同じ位の身長だったから……





いつの間にそんなにデカくなったんだ…？




やっぱり牛乳なのかな〜…


それとも、バスケか？バスケなのか？





私もバスケやれば伸びるのかな？

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