111 嫌だ ページ3
重い人だと思われたくなくて、私は黄瀬君にはメールをできなかった。
泣いて腫らした顔のまま学校に行く気にもなれず午前中は家にいた。
午後からは学校に行ったけど、2ヶ月前には黄瀬君がこのグランドを歩いて私に会いに来てくれた。
なんて考えたらまた視界が滲み出した。
想像もしてなかった。
こんなにも黄瀬君がいない日が悲しいなんて。
「A?どうしたの?もしかして…泣いた?」
真夏が心配して話し掛けてくれた。
「真夏ぁ…私どうしたらいいの?」
「……アドバイス出来るか分かんないけど、話してみれば?」
屋上で私は授業をサボって泣きながら真夏に
昨日あったこと、
千春のこと、
私の過去にあったこと、
すべてを話した。
真夏は何を言う訳でもなく私の話を黙ったまま聞いてくれた。
「あのね、1つ分かったことがある。
黄瀬涼太はAのことを思って姿を消したんだと思うよ。
例えば憶測だけど、千春がAと黄瀬君のツーショットを撮ったか何かして、
黄瀬君にスキャンダルのことについて脅迫するとするじゃん」
「…うん」
「私の中の黄瀬君の想像が合っているとすれば、黄瀬君はそんなことじゃ屈しない。
だから千春はAのことを話題に出した」
私のこと?
「黄瀬君はスキャンダルが大丈夫かもしれないけど、Aは?」
「私は、大丈夫だよ!!」
「ほら、Aは必ず大丈夫って言うから。
黄瀬君はそれを心配して、Aの前から姿を消したの」
「それじゃあ……私はもう黄瀬君と会えないの?」
そんなの……
「やだよ…黄瀬君とまだ一緒にいたいのに…」
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ガトーショコラ@ふっかーつ。(プロフ) - ▲▽shion▽▲さん» おけーw (2014年4月29日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
▲▽shion▽▲ - ありがとう!!じゃあこれからは5のほうにコメントします! (2014年4月29日 22時) (レス) id: 0cbb715f8d (このIDを非表示/違反報告)
ガトーショコラ@ふっかーつ。(プロフ) - ▲▽shion▽▲さん» おー、全然いいですよ!んじゃ、タメで!w (2014年4月29日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
▲▽shion▽▲ - ありがとうございます!!えっと、友達になってもらえませんか!?いきなりすみません、、、 (2014年4月29日 22時) (レス) id: 0cbb715f8d (このIDを非表示/違反報告)
ガトーショコラ@ふっかーつ。(プロフ) - ▲▽shion▽▲さん» 全然いいですよ!なんですか? (2014年4月29日 21時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時:2014年4月1日 23時