【歌/い/手】ぶりっ子の正体は......？

2 ページ4

そ「かくかくしかじか。......。」


説明長いなぁ、この紙は最初にくれるって言ってたから書いてないことだけ覚えよう。


そ「で、料理当番は一日交代で神影さんは黒木の前で浦田の後ね。あと、これが一番大切なんだけど神影さんって歌い手って知ってる？」


ん？なんでこんなこと聞くんだろう、そういえばこの一ノ瀬さんって方の声と顔そらるさんに似てる......。
もしかして、じゃあここは知ってるって言った方が身のためかな。


『はい〜、歌い手はぁだーい好きです！』



そ「実はここに住んでる人全員歌い手なんだ。だから、個人情報とかを漏らした場合すぐに出てって貰う。」


やっぱり。

ﾌﾞﾙ

七久保さんから、お前も言えという視線が......。


『わかりましたぁ〜。あとぉ、私もぉ歌い手をやってるんだぁ。』



そ「そ、そうなんだ。なんて歌い手名？」



『桃って言いますぅ〜あのカワボでぇ有名のぉ。』


全然カワボじゃないけど、カワボって言ったのは許してください。全然有名じゃないです、本当にすいません。
キャラなんです......。


ほら、皆さん引いてるしまじかという顔をされております......。


そ「あ、ありがとう。よ、よく聞いてるよ。取り敢えず、えっとなーちゃん神影さんに部屋案内して？」


！？
なんで、よりによって七久保さんなの。


七「分かりました、そらるさん！じゃあ、神影さんじゃなくて、桃ちゃん行こう！」

桃ちゃんか、嫌だな。これも、作戦なんだろうけど。


『うん！ありがとぉ、七久保さん。』









ﾄｺﾄｺ


七「ねぇ、なんであんたがここにいんの？」



『い、いや新しくすむ場所探してたらここがぴったりで......。』


これは、本当だよ？


七「ふーん。まあ、いいや。どっちにしろあんたには嫌われてもらうからそれまでは、あんたは私を嫌ってるふりして。」



『わ、分かりました。』



七「あと、ここで昔のことなんか言ったらどうなるか分かるよね？後部屋のこのプレートが入るなになってても私は入るから。」


プライベートもないんだよね、私なんかに。


七「本当なんでこんなやつといなきゃいけないんだろ。戻ろ。」

ﾎﾞｺﾎﾞｺ


なんで、戻るついでに殴るのかな。しかも、見えない位置にさ。







七「これで全部だよ、桃ちゃん！」



『ありがとぉ、七久保さん！それにしても皆さんカッコいいですねぇ？』



ま「そ、そうかな。よし、皆部屋に戻ろう......！」


やっぱり嫌われてる。

3→←1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す