75 真夏の従兄。 ページ8
私はフラれたことも彼氏がいたことも真夏に話したことはないハズなのに…
「……しょうがないか。あのね、私前からAのこと知ってるって言ってたじゃん?」
それはテニス部とかなら知ってるはずだけど…
なんか真夏の顔はなんというかそういう顔ではなかった。
一気におちゃらけていたのがシリアスになった。
「私ね、別の理由でもAを知ってたの。
私は、Aの元カレの従姉なの」
「……は?」
風が開いていた窓から吹き込んだ。
ちょっと待って、今真夏なんて言ったの?
「だから、私は高岸葉の従姉妹なの。
あとごめん、あんたたちが別れたのは私が原因なの」
真夏が原因?どういうこと?
「あのね、私Aが葉と付き合ってるって知って、
でも葉が好きな子は他の子だから
『そんなんな理由で付き合わされてる人のこと考えたことあんの?最低だと思うよ』
って言っちゃったの。そしたら葉がすぐにAのことフっちゃって…
それから葉からAが恋しても恋に恋しているだけだって言うようになったって聞いて」
ああ、なんだ。そんなことだったのか。
「なんで謝んの?真夏はいいことしたんだから謝んなくてもいいんだよ?
それに今となってはそんな状態で付き合われてたら嫌だったもん」
真夏は正しいことを正しいと思ってやったんだ。
「でも…」
「…私ね、もしかしたら恋しちゃったかもしれないんだ」
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ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですww今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな?w ういっす。頑張らせてもらいまっすw (2014年3月24日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ! (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時:2014年3月24日 21時