74 教室 ページ7
猫、ねぇ…。
私は一人教室で心理テストのときの紙を眺めていた。
あのとき脳裏に浮かんできたのはいつかの猫カフェ。
そして私の隣は黄瀬君がいて…
「恋の悩み事ですかな?」
「きゃあっ!?」
いきなり机の向こう側から生首みたいに出てきたのは真夏だった。
いつからいたんだ?
「ヒドいな〜人の顔を見て悲鳴を上げるなんて…
真夏泣いちゃうっ!」
「上げない人がいるなら見てみたいから。
あとウソでも泣かないで」
まったく…本当に驚いたんだから。
「で?恋する乙女のお相手は誰なのですかな?」
「その口調止めて」
「ほうほう、恋する乙女には否定しないとは…
さては図星と見た!」
「ちっ、違うから!」
「ふっふっふっ、隠しても無駄なのだ!明らかに動揺しているのが何よりの証拠!」
う〜…
でもまだ恋って決まったワケじゃないし…
「恋はしてないよ。多分私は恋に恋しているだけだから」
「…いつまでも、過去のことを引きずるでない!今を見るのだ!若者よ」
…ちょっと待って?
真夏は今、過去のことって言った?
「真夏、なんで私が過去のこと引きずってるってわかったの…?」
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ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですww今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな?w ういっす。頑張らせてもらいまっすw (2014年3月24日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ! (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時:2014年3月24日 21時