１０８ さようなら ページ41
いつものように部活を終えて帰る。
ただそれだけのことなのに、何故か胸騒ぎがした。
今考えてみればこれが虫の知らせ、
というものだったのかもしれない。
家に帰ると最初に目に止まったのは白い封筒。
嫌がらせだろうか…でも雰囲気が違った。
何気なしにそれを開く。
｢ウソ…だよね？｣
体から力が抜けて私は床に座り込んだ。
私の横をヒラヒラと落ちていく紙には黄瀬君の文字が並ぶ。
『Aっちへ
いきなりだけど許して欲しいっス。
オレ…Aっちのことは好きだけど、
別れたいんスよ…
でも、本当に好きなんスよ!!だから、
これを渡しておくっス。
前に聞かれたときは言えなかったけど
これには意味があるんス。それは、
(愛しい人)
それじゃ、サヨナラっス。
黄瀬涼太』
封筒の中には黄瀬君の耳についていたあのピアスがあった。
ヒラヒラと舞い落ちる手紙は私の横に着地した。
そしてその着地した手紙には私の涙が次々と着地していく。
涙は枯れますか？
いつか、涙が枯れたとき、私のこの恋も枯れ葉の一枚になれますか？
そんなのは無理に決まっている。
皮肉にも、黄瀬君が私の前から姿を消したのはあのデートの日からちょうど２ヶ月後のことだった。
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ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですｗｗ今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな？ｗ ういっす。頑張らせてもらいまっすｗ (2014年3月24日 22時) (
レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ！ (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時：2014年3月24日 21時
