９７ 小酒井千春2 黄瀬side ページ30
さっきまでとは違う雰囲気が後ろの彼女の周りを駆け巡る。
なんで、Aっちが出てくるんだ？
こいつはAっちと関係しているのか？
｢私、笹ヶ峰Aの元ペアです。
話は…聞いていますよね？｣
こいつが…Aっちの足を
将来を心を潰した女？
｢そっスか…まあ、だからなんだっていうんスか？
ああ…もし、またあの子に手ぇ出したら
…今度はオレが潰すぞ｣
内心では罵倒したいのをこらえて、冷静を保つ。
暴力を使ったところで解決はしない。
｢へぇ、あなたが私を潰す？
そんなことができるの？あなたのAちゃん、
どうなってもいいんだ？｣
は？
｢…何かしたのかよ？｣
｢さあ？例えば、アイツが大好きだった元カレをアイツにコクるよう仕掛けたり？
アイツのストーカーに家を教えてあげたり？
いろいろあるけど？｣
頭の中が白くなる。
気づいたときは千春というヤツの胸ぐらを掴んでいた。
ダメだ…抑えろ。
コイツは腐っているけど一応女だ。
かろうじて。
それに、今はもっとやらなきゃいけないことが他にあるだろ。
｢あは、怒っちゃった？｣
｢ふざけんなよ…｣
｢…っ｣
Aっち、どうか無事でいて。
オレは千春から手を離して今来た道を走り出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですｗｗ今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな？ｗ ういっす。頑張らせてもらいまっすｗ (2014年3月24日 22時) (
レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ！ (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時：2014年3月24日 21時
