94 悪夢 ページ27
パコン、パコン
懐かしいラケットとボールの当たる音。
私はテニスをしていた。
後ろの方からは乾いたボールを打つ音がして
間髪を入れずに私の横をボールが通り過ぎ、
相手のコートにネットを越えてまるで稲妻のように飛んでいく。
そして、速くてバウンドが低いボールが相手がいるところと逆側のところに跳ねた。
相手は必死にボールを打ち返してきたもののそれは私の頭の上をゆっくりと飛んでいた。
それを私はジャンプして下へと打ちつけた。
『ナイスコース___』
『いや、Aがカバーしてくれたからだって』
そうやって、ハイタッチして私の隣で笑うのは私のペアだった子。
ああ、これは私の夢の中なのか。
そういえば、久しぶりに見たかもな…
『ねぇ、最近Aたちのペア強くない?』
『うん…私もそう思う。なんかあそこまで強いとやる気なくすよね〜』
そして、うっすらと悪夢の始まりの音を聞いた。
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ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですww今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな?w ういっす。頑張らせてもらいまっすw (2014年3月24日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ! (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時:2014年3月24日 21時