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91 やきもち。 ページ24

「それに…オレと付き合ったんだからこういうことは日常茶飯事っスよ?Aっち?」




「っ!?」



耳元で低い色気のある声でささやかれた。





今更ながら私の知らない人みたいにドキドキする。



なぜか急に黄瀬君が男の人に見えてきたんだ。



いや、黄瀬君はもともと男の人だけど、



今までは男の子っていう感じで友達みたいな感覚だったからそういう感覚が私にはなかったのかもしれない。






「Aっち、顔赤いっスよ?


どうかしたんスか?」




そうやって首を傾げて訊いてくる黄瀬君の口元は緩んでいて小さな弧を描いている。





「知ってるクセに」



恥ずかしくて顔が赤くなっている私に対して、


黄瀬君は余裕綽々で涼しい顔をしているのがちょっとだけ悔しくて涙目になりながらも黄瀬君を睨んだ。





「…反則っスよ〜」




すると、いきなり黄瀬君ため息を吐き出しながら呟いた。





「え?」



「なんでそんなに可愛いんスか?


ていうか、そんな顔他の男に見せちゃダメっスよ」




「う?」




可愛い、だと?




黄瀬君はどこに目を付けているんだ?




私、黄瀬君のこと睨めてたハズだよね?



「もし、誰かがAっちに手ぇ出したらどうするんスか?」





……なんでそんなことを黄瀬君は素直に言えるんだろうか?





それに、




「それだったら私だって同じだもん。


私、黄瀬君が校庭で女の子に囲まれているの見て……」





「囲まれているのを見て…?」





「……」





「言わなきゃキスしちゃうっスよ?」






「っ!?ヤキモチを焼きましたっ」







「いや、嬉しいんスけど…


なにも、全力で言わなくてもいいのに」

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ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですww今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな?w ういっす。頑張らせてもらいまっすw (2014年3月24日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ! (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/  
作成日時:2014年3月24日 21時

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