85 誠凛に行ってみた。 黄瀬side ページ18
とは言ったものの、
「黄瀬君〜!」
やっぱりこうなったか…
せめてメガネとか帽子とか少し顔を隠せるもの着けてくればよかった。
ああマジで俺のことほっといてくれないかな…
でも、それが幸いした。
教室の窓ガラスが揺れてAっちが顔を出した。
「あ、Aっち〜」
ひらひらと手を振った。
でも本当はとてつもない速さで心臓が全身に血液を送り出している。
ふっとAっちの姿が窓から消えた。
もしかして大勢の前で名前を呼ばれるのがいやだったとか?
「っ黄瀬君!」
しばらくして、聞き覚えのある少し高めの声がオレの耳に届いた。
どうやら走ってきたらしく頬が桜色に染まっていた。
わざわざ走って来てくれたのか?
なんて少し自惚れをしてしまうオレは重症に違いない。
「どうして黄瀬君がここにいるの!?」
どうして…ねえ。
大勢の人がいるここで言っちゃってもいいんスか?
「Aっちに会いたかったから」
って。
「な、え?」
みるみるうちに桜色だった頬がもっと赤くなっていった。
「とりあえず…場所を変えないっスか?」
周りがうるさすぎる。
「うーん…ついて来てもらえるっスか?」
19人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですww今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな?w ういっす。頑張らせてもらいまっすw (2014年3月24日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ! (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時:2014年3月24日 21時